志摩と伊吹が犬になる話 4 ページ41
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『〜♪』
部屋に来て2時間
Aについて分かった事が2つある
1つ目
いつもビシッとした髪型、服装をしているが
家ではユルッユルの服装で髪も適当にしている
そしてそれが可愛いという事
2つ目
かなりズボラ
部屋はめちゃくちゃ散らかってるという訳ではないが
テーブルにはさっきまで飲んでた酒の空き缶やツマミが散乱しているし
何をする訳でもなくソファでゴロゴロして極力動きたくなさそうにしている
ちなみに伊吹はAの足の間で寝転んだり
お腹に乗ったりして、今の状況をフルに活かして楽しんでいる
『そろそろお風呂入るか―・・・・死ぬ程めんどいけど』
スマホを眺めていたAが嫌そうにそう呟くと
伊吹は耳をピクッと反応させて一目散に風呂場へと走り出した
『え、入りたいの?』
ワンッ!<一緒に入る!!!>
コイツ・・・・・
<おい伊吹!何考えてんだバカ!>
Aの問いかけに元気に吠えた伊吹を慌てて追いかけると
脱衣所で尻尾をブンブン振りながらAを見つめてお座りしていた
『犬用シャンプー無いからなぁ・・・・明日買ってくるから今日は我慢してくれる?』
目線を合わせてそう言うAに、伊吹は耳を下げて悲しそうにキューンと鳴いていた
<あざといんだよ>
<うるさいな―!だってAちゃんとお風呂入れるチャンスじゃん!>
<人間に戻ったら逮捕するからな>
何とか伊吹の変態行動は免れ、完全に油断していた
伊吹と向かい合って小声で話していると後ろから布の擦れる音が聞こえ、思わず伊吹と一緒に振り返ってしまった
<わぉ・・・///>
<見るな!!!!///>
慌てて伊吹の顔に覆いかぶさり視界を塞ぐが、俺も伊吹もバッチリと見てしまった
『じゃあ大人しく待っててね』
そしてAは風呂場へと入り、扉がパタンと閉まった
<後ろ姿しか見えなかったけどさ、Aちゃん完璧ボディだったね・・・>
<・・・・・言うな。思い出すな。記憶から消せ>
<そう言う志摩もバッチリ見ちゃった癖に〜>
Aは俺たちに裸を見られた事なんて知る訳もなく
偶然とは言え勝手に見てしまい、罪悪感でいっぱいだった
まぁ・・・ラッキースケベではあったけど
<今度からどんな顔して会えばいいんだ・・・>
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ちゅん(プロフ) - コウノドリ!!!コウノドリ好きなのでお話入ってて嬉しかったです!これからも応援してます!頑張って下さい!! (2020年12月26日 17時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - 由羽さん» ありがとうございます♪楽しんで頂けて嬉しいです( *´艸`) (2020年10月21日 16時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - とても面白かったです!!最高でした☆いつも楽しませてもらってます(*^^*) (2020年10月20日 21時) (レス) id: 7535220b5c (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - puppy0408さん» 犬404を飼いたすぎて作っちゃいました!!(笑)少しでも笑ってもらえると嬉しいです♪ (2020年10月19日 15時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
puppy0408(プロフ) - い、いぬーーー!志摩さんと伊吹が犬になる話が読めるのはココだけ!!!最高です!!!笑 (2020年10月18日 23時) (レス) id: 6a087230a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐 | 作成日時:2020年9月17日 21時