台本の無い関係

□ 感情は言い聞かせられない ページ19

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映画撮影も始まり数日が経った頃


Aは星野に食事へ誘われ、いつもの居酒屋へと来ていた






「忙しいのにごめんね」


『いえ、こちらこそありがとうございます』








ドラマに番宣に取材に映画撮影


こんなにも毎日同じ現場で過ごす事は今後もう無いかもしれない







毎日一緒に居て



毎分毎秒惹かれていってしまうのが分かる









源さんをどんどん好きになる





どうしよう





兄のようには思えない









源さんの恋人になりたいなんて淡い期待を抱いてしまう









「前に言ってた、休みを１日ちょうだいって話なんだけどさ」



『あ、はい』



「映画の撮影が終わったら予定合わせてもいい？」



『是非』



「楽しみだわ〜･･･何しよっかな〜」









胸の高鳴りと同時に訪れる虚しさも、毎日の事





源さんは私を妹みたいに可愛がってくれているだけ






共演して、仲良くなっただけで勘違いする痛い女にはならない




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「明日から大変なシーン続くねぇ」



『そうですね･･･ちょっと緊張します』



「俺初めてあそこの台本読んだ時泣きそうになった(笑)」



『あ、私も！』




食事に来るとやはり話す内容は仕事の話ばかりだが

翌日に控えたシーンについて語りながら、2人は楽しい時間を過ごした








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iamgenhoshino 仕事終わりに推しとご飯！
# 椎名A
# 俺の推し
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