台本の無い関係

□ 写真撮影 ページ16

.



都内某所 スタジオ









＜椎名Aさん入られます＞



『よろしくお願いします』







ヘアメイクを終え、まず1人撮影開始


ちなみに何度も打ち合わせを重ねた結果
ロングヘアーで決定した為今回はエクステ使用




撮影を担当してくれるのは、昔から今もお世話になっているカメラマン



カメラ「よろしくね〜」


『今日もべっぴんにお願いしますね(笑)』


カメラ「任せて(笑)」





―――――――････






カメラ「じゃあまず立ちからいこうか」


『は―い』






・
・
・




カメラ「今度そのまま目線持ってきて―･･･はい、OKそんな感じ」





・
・
・




カメラ「1回座りでいこうか。うん、そのまま足投げ出して、、そうそう」





・
・
・




カメラ「うん、OKですね！次星野さんと撮影しますんで、ちょっとだけお待ちくださ〜い」




『は―い』









Aが元々モデルをしていた事もあり、テンポよくシャッターが切られスムーズに進んだ









＜星野源さん入られます＞



「よろしくお願いします」




ペコリと一礼しながらスタジオへと入ってきた星野の声が聞こえAは必死に平常心を保とうとしていた









「あ、Aだ〜やっほ〜。髪めちゃくちゃ伸びたね〜」




『やっほ〜(笑)成長期なんです〜』




Aを見つけるなり小さく手を振りながら、ほんわかしたノリで会話を始める









カメラ「はい、では並んでもらってー･･･一旦普段通り会話してもらって」









「会話････」




『･･･こんにちは〜』




「あ、こんにちは〜(笑)」







恋人の役で距離が近いのは当たり前の事だが、大勢のスタッフに見られながらイチャイチャと写真撮影をするのは何度経験しても恥ずかしいものがあり、少しふざけながら始めてスタジオ内はスタッフたちの笑い声が聞こえていた







・
・
・









そして撮影が進むにつれて、ポップな撮影から大人な雰囲気のものに変わってくる








カメラ「星野くんはAちゃんの顎を少し持ち上げる感じで、、そうそう」








『････フフッ(笑)』



「ちょっと！笑わないでよ(笑)」



『ごめんなさい、堪えられなくて(笑)』









あれだけ緊張したのに、いつの間にかお互い楽しくなり至近距離で見つめ合いながら自然な表情で最後まで撮影が出来ていた









―――――――――――

――――――――

――――







.

□ 公式が匂わせにきている？→←□ インスタ2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す