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―分駐所









3人で話したあの日から1ヶ月






伊「A〜、何してんの〜?」



『仕事です、邪魔しないでください』



伊「冷たい事言うなよ〜〜俺とAの仲じゃん」



『冷たい事言う仲です』



九「フッ・・・・」



伊「あ、今九ちゃん笑ったろ!」



九「いえ、相変わらず伊吹さんはAさんに嫌われてますね」



伊「嫌われてねぇよ!!!Aちゃんはツンデレなの!!」



『あ―もぅ、うるさい!』









若い2人と、精神年齢だけ若い相棒をカウンターから眺める志摩に陣馬が声をかける









陣「だいぶ笑うようになったな」



志「はい、きっとあれが本来のAなんでしょうね」



陣「吹っ切れたっつーか、前を見れるようになった感じだな」



志「そうですね」









あれから401の2人にもきちんと過去の話をしたAは、



過去を忘れる事なく、今と未来に目を向けていきたいと言った









志摩は伊吹たちに呆れながらも時折笑う彼女を見て



Aの未来が幸せであって欲しいと心から思う









陣「でもよぉ、家族が生きてるとはいえ実質天涯孤独な訳だろ?甘えられる家族が居ないのは寂しいだろうな」









伊「なら家族になっちゃえばいいじゃん?」









いつの間にか志摩と陣馬が話しているカウンターに来ていた伊吹が、突拍子もない事を言い出した









志「またお前は訳の分からない事を・・・・」



伊「訳わかんなくないじゃん。Aちゃんの家族になってあげればいい。まぁ俺は?既に家族だと思ってっけどさ?」



志「家族ごっこか」






伊「ちげーよ。Aが甘えたい時に甘えさせてあげる。俺が甘えたい時は甘えさせてもらう。傍にいる。家族になるには十分だろ?」









当たり前のようにそう言った伊吹が、志摩には眩しく見えた









志「・・・・・お前はほんと、凄いよ」





伊「まぁさ、お前は俺と違って戸籍上もAの家族になれる可能性ある訳じゃん?」



志「はぁ?」



伊「あ、でもな―・・・志摩はヘタレだからAに告白なんて出来ねぇか」



陣「志摩、男ならビシッと決めねぇとダメだぞ」



志「いや、だから何でそういう話になるんですか」



伊「もう誤魔化してても仕方なくない?」




伊吹はそう言って振り返り、カウンターに肘を置きながら




伊「モタモタしてる内に掻っ攫われちまうよ?」




仲良く話しているAと九重を指さした







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(プロフ) - 佐原さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます\(^^)/楽しんで頂けるよう頑張ります! (2020年8月30日 21時) (レス) id: a6b410efd0 (このIDを非表示/違反報告)
佐原 - 面白くて前編から一気に読みました!主人公ちゃんの過去フラグ……続きがとても楽しみです! (2020年8月30日 13時) (レス) id: f7166a3ef5 (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!修正しました! (2020年8月27日 16時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 11の次、14になってます! (2020年8月27日 14時) (レス) id: 9070337cc8 (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - hinano92さん» ありがとうございます(^^♪とても励みになります!今後も楽しんで頂けるよう頑張ります! (2020年8月25日 19時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年8月25日 13時

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