...28 ページ12
ーーー・・・
伊「で、二人密室でうふふってたって訳?」
志「うふふってない」
志摩と二人で自宅安静中の伊吹の様子を見に行き、昨日の件をチラッと報告した途端伊吹が不機嫌になる
『結局容疑者は未だ意識が戻っていなくて、何も聴取できていないんです』
昼食を作っていたAがお皿を二人の元へ持ってきて会話に入る
志「容疑者の車から放火を裏付ける物がいくつか出てきたからそっちの線はまず間違いなさそうだが、エトリとの繋がりは分からない」
伊「そっかぁ・・・・てかこれ!!Aの手作りだよね!!!???手作りオムライス!!!」
『嫌いでした?』
伊「いや!めっちゃ好き!むしろAが好き!!」
『はいはい、スープ熱いんで気を付けて下さいね』
志「このケチャップの数字は何だ?」
『あ、いや、何となく3皿だったんで書いただけです』
気まずそうに呟くAは全員分の食器を運び終え、正方形のテーブルに向かい合う二人の横に座った
伊「3つ併せて 404 になってんだね!可愛い事すんじゃーん!!!」
怪我した足を庇いながら立ち上がり、嬉しそうに上から3人のお皿を写真に撮る伊吹
『ほら、冷めない内に食べちゃって下さい』
伊「いっただきまーーす!!」
志「いただきます」
相変わらずあまり表情に変化のないAだが、志摩と伊吹はAが少し照れている事に気付いて微笑みながら食べ始めた
伊「めちゃくちゃ美味しい!!今すぐお嫁に来て欲しい!!」
志「本当に美味しいぞ」
『・・・どうも。それはそうと伊吹さんはいつ頃の復帰になりそうですか?』
伊「んー、俺としてはすぐにでも復帰したいとこだけどまだ走れないんだよね」
志「中途半端な状態が一番危険だ、完治するまで歩き回るなよ」
伊「志摩ちゃんも俺が居ないと寂しいだろうけど、もうちょっと我慢してくれな」
志「残念だったな。俺には今優秀なバディが居るんだ。しばらくは休んでていいぞ」
伊「あ!つーかさ、さっきの話!何でAと密着したの!?」
志「密着したなんて言ってないだろ」
伊「その状況は絶対したじゃん!何なら抱き寄せるくらいの事してそうじゃん!」
志「お前の野生の勘すげぇな」
伊「ほら!やっぱしてんじゃん!志摩のスケベ!」
志「あの場合は仕方ないだろ、それにAには謝ったんだ。お前にとやかく言われる筋合いはない」
.
679人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「志摩一未」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐(プロフ) - 佐原さん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます\(^^)/楽しんで頂けるよう頑張ります! (2020年8月30日 21時) (レス) id: a6b410efd0 (このIDを非表示/違反報告)
佐原 - 面白くて前編から一気に読みました!主人公ちゃんの過去フラグ……続きがとても楽しみです! (2020年8月30日 13時) (レス) id: f7166a3ef5 (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!修正しました! (2020年8月27日 16時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 11の次、14になってます! (2020年8月27日 14時) (レス) id: 9070337cc8 (このIDを非表示/違反報告)
con(プロフ) - hinano92さん» ありがとうございます(^^♪とても励みになります!今後も楽しんで頂けるよう頑張ります! (2020年8月25日 19時) (レス) id: 984b2836e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:狐 | 作成日時:2020年8月25日 13時