短・中 編２

モブ女の日常４ ページ29

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そもそも誘われた時私は全力でお断りしたのだが、伊吹さんが「OKしてくれるまでここから動かない！」と駄々っ子のような事を出だして、糸巻さんが「飲みくらい行ってあげなよ」と追い打ちを掛けてきた為こうなった









志「そういえば2人は知り合いなのか？」



隣同士に座った世人と私を交互に見ながら志摩さんが聞いてきた




『えっと、子供の頃に遊んでたというか･･･』



伊「2人年近いっけ？」



『私が5歳上で、世･･･九重さんは出会った頃幼稚園でした』



志「へぇ〜････じゃあAさんも九州なんだ」



『一応そうですね････まぁ中学でこっちに引っ越したんですけど』



伊「ふ〜ん、じゃあAちゃんの青春時代は九ちゃんも知らないんだね」



九「････まぁ」



伊「いつ再会したの？」



『九重さんが4機捜に配属になってすぐですかね』



志「なら全員フェアな状態だな」



伊「だね〜」




九「･･････小学生やった時ば知っと―もん」







気付けばだいぶお酒の回った世人は方言が出始めていて志摩さんと伊吹さんもよく分からない話をしている




ただ1つ言える事は、モブの私がここに居てはいけないという事だけ




だけど途中で帰るタイミングも見つけられず、目の前に404の2人が居て独特なやり取りを繰り広げられて私は内心舞い上がってお酒もいつもより美味しく感じた



そして翌日の私には、そこからの記憶がほとんど無くなっていた









『････いいなぁ､､､』




志「ん？何が？」




『私もバディ組みたい！！！』




伊「あらら〜だいぶ酔っちゃったね」




『私も相棒欲しい！！カッコイイ刑事になりたい！』




志「ふふっ、Aさんは誰と組みたいの？」




『背が高くて〜足が速くて〜頭の回転が速くて〜運転が上手で〜優秀な刑事と色んな難事件を乗り越えたい！！』




伊「ん〜〜？何かそれって俺らの事みたいじゃない？」




『そうですよ！！！志摩さんと伊吹さんは私の憧れですから！！理想です！大ヒットです！全米が泣きます！』




志「後半はよく分からないが、何か嬉しい事言ってくれてるな」




伊「うん････かなり。Aちゃんが俺らの事そんなに知ってくれてたなんて」




九「黙っち聞きよったら、、！Aちゃん！404だけやなくて401も名コンビばい！」




『分かる！ベテラン刑事と新米刑事はここから段々息が合ってきて強い絆になってくんだよね！』



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