短・中 編２

ホルスター１（伊吹） ページ18

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ねぇ皆聞いて





俺、最近付き合い始めた可愛い可愛い彼女が居るんだけど




今までずっと会う度に「好き」って言ってたのにどれも冗談だと思われてたみたいで、18回目でようやく俺の本気が伝わって付き合えたのね？







その彼女がも〜めちゃくちゃ可愛いの！！




毎分毎秒可愛い！！









Aちゃんは･･･あ、Aちゃんって彼女の名前ね？名前も可愛いでしょ？


んで、Aちゃんは同じ機動捜査隊なんだけど残念ながら4機捜じゃなくて3機捜の隊員で、俺と同じ巡査部長！



Aちゃんに初めて芝浦署の玄関ですれ違った時に一瞬で恋に落ちて、その日から即駐車場やら玄関やらタイミング見計らって声掛けまくったんだ〜

志摩にはストーカーとか散々言われたけど断じてストーカーでは無いよ！警察官が警察署でストーカーとかヤバすぎでしょ！





見た目はクールビューティーって感じでどちらかというと綺麗系な雰囲気なんだけど、実は恥ずかしがり屋さんで、ツンケンしちゃうのも照れ隠しなのがまた可愛いの！！


でも仕事中はほとんど会う事も無いし、仮に会えたとしても一瞬すれ違う位




お互い当番もバラバラだからなかなか会えなくて俺は完全にAちゃん不足に陥ってる







「あ〜〜〜Aちゃんに会いたい」



深夜1時の分駐所で俺がそう呟くと、カウンターに居た志摩が鼻で笑う声が聞こえた




志「お前は口を開けばAの事ばっかだな」




付き合った後で知ったけど、志摩はAちゃんと1機捜で一緒だった事があるらしくて親しげに名前で呼んでる



別にいいんだけど、ちょっと妬ける。





「だってもう1週間会ってないんだもん････Aちゃんの笑顔が見たい････」



志「うわ、その待ち受け盗撮？相変わらずストーカー予備軍だな」



「失礼な！可愛い彼女は常に見ときたいでしょ！」



志「そんなもんかねぇ････Aのどこがいいの？」



「は？」



志「いや、悪い意味じゃなくて。単純にアイツのどこに惚れてんのかなって。」



「ん―････可愛いしスタイルいいし、中身も可愛いじゃん。全部好き！」



志「ふ―ん････お前はもっとフワフワした感じの女性が好きなんだと思ってたわ」



「うん、まぁふわふわした子も嫌いじゃないよ？でも何かキリッとしてる女の人って恰好いいよね」



志「あ―････まぁ。そうだな。」



「あ、今隊長の事思い浮かべたっしょ？」



志「黙れ」




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