31 ・ 過去 ページ31
うちの家は大きな会社を運営していて、父はその会社の社長だった。
父は自ら命を絶った。私はそのとき中学生だった。
原因は会社の経営難や母親の浮気だったのだろう、遺書は母親が管理すると言って、内容は詳しく知らない。
やがて、母は再婚し、義理の父が社長になった。
お金の為にどうにかして会社を守り続けたかった母は一人っ子の私に会社を次ぐように言ってきたが、私はカメラマンになる夢を捨てきれなかった。
子どもの頃から父親と"絶対カメラマンになる！"と約束していたからだ。
母は言った。
「どうしてもカメラマンになりたいなら、お見合いをして、その旦那さんに跡継ぎになってもらう」
父と約束した"カメラマンになる"ということが果たせるなら、何でもいいと思っていた。
私の人生を捨ててでも。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 632人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり(プロフ) - かれんさん» お返事ありがとうございます🌟応援してます！ (2022年2月3日 22時) (
レス) @page32 id: 705096c469 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます＾＾ほんとですか！！嬉しすぎます、、なるべく更新できるように頑張りますね✨ (2022年2月3日 5時) (レス) id: 650fb75d9a (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 更新ありがとうございます♪距離感などリアルで読んでいてとてもワクワクします。続き楽しみにしています💕 (2022年2月2日 22時) (レス) id: 705096c469 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lulu | 作成日時：2022年1月16日 11時
