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第4話
煌めく空間に足を踏み入れたのは生まれて初めてだ。場違いにも程がある。嬉しいとか楽しいとか以前に恥ずかしい。煽てられる声も、どれもこれも全部嘘に聞こえる。
「お腰が細いので、ウエストラインが際立つこちらのドレスはいかがですか？」
わからない、どうしてこんなところで綺麗なドレスを着ているか、全然わからない。ウエストが綺麗に括れているドレスは私に全く似合っていない。
「Aさん、一回見せて」
カーテンの向こうから声が聞こえ、私にドレスを着せたお姉さんがニコニコしながらカーテンを開ける。鏡に映る私の後ろで、上から下に目線を動かすギョンスさん。
「後ろじゃなくて、こっち向いてみて」
恥ずかしい。こんな辱しめを受ける必要はありますか。なかなか振り返らないでいるとお姉さんが肩をトントンと叩いた。
「本当に、お綺麗ですよ」
思ってもないことを言えるプロだ。顔を伏せてくるりと前を向く。ギョンスさんはどんな顔をして、どこを見ているかは分からない。
「……」
沈黙。
耐えられずにカーテンを引っ張って閉める。すぐに脱ぎたくて背中のファスナーに手を伸ばすけど、なかなか下まで下ろせない。お姉さんが手助けをしてくれた。
「ちょっと、もっかい」
シャッと勢いよく開くカーテン。
「あ、ごめん」
「……ふざけてますか？早く閉めてください」
似合ってないドレス姿だけではなく、下着姿まで見られるなんて何かの罰としか思えない。開けたときより何倍も遅いスピードでカーテンが閉まる。
「…背中が空いてるドレス、ある？」
「はい、ご用意致しますね」
お姉さんは何着も新しいドレスを持ってきた。またこんなに着なくちゃいけないの？しかも今回は下着まで？もう、疲れた。
何着も着ては見せ、それを繰り返す。もう何着目か分からないドレスを着たときにお姉さんがわぁっと明るく笑った。
「私はこれが１番お似合いだと思います！」
背中の中程まで空いたＶライン、ウエストできゅっと締まっている膝上の丈のワンピース。シフォン素材ですごく柔らかくて今までのセクシーなドレスに比べればガーリーだ。でもブラックだから甘過ぎず、私としても満足できるものだった。
「Aさん、開けるよ」
ゆっくり開いたカーテン。くるりと１回転し、ギョンスさんの顔を見た。二人の間に遮るものが無くなった途端、シャッとカーテンが閉まった。
「え？」
お姉さんと顔を見合わせる。
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こむ(プロフ) - ひなさん» ツイッターですが、してないんです〜！なんだか手に余してしまいそうで……でもそう言っていただけるのならいつか作ってみたいなぁ〜と思いました(*^O^*)その際は是非フォローお願いしますね！！笑 (2018年6月10日 14時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ひなさん» ひなさま(´；ω；`)めっちゃ嬉しいです〜(´；ω；`)そんな風に言っていただけるとは…ベッキョンお待たせしました！ご期待に添えることはできましたでしょうか(*^^*)？こちらこそ、いつも読んでくださるひなさまが大好きですよぉ〜！本当にありがとうございます！！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ウラツク離れしている作者さんがいる中で、更新してくださるこむさんが大好きです、、！いつもステキなお話ありがとうございます（ ; ; ）質問なのですが、こむさんはツイッターをしていらっしゃったりしますか？お話のアカウントがあればフォローさせて頂きたいです！ (2018年6月6日 18時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - こむさんのお話大好きすぎます（ ; ; ）終わってしまったのが悲しいです、、、（ ; ; ）いつもベッキョンのターンを今か今かと待っていたので、最後にきて本当に嬉しかったです、、！ (2018年6月6日 18時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - さあやさん» コメントありがとうございます！(*ToT)嬉しいです〜！セフンのお話の続き、思ってたのと違うし長い！ってなりそうなんですけどそれでも良いですか…？(´；ω；`) (2018年6月6日 18時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年5月4日 20時
