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第3話
openからclosedにひっくり返し、店内の照明を消した。レジ締めも仕込みも終わり、店長が私服に着替えて鍵を指からぶら下げる。反対の手には白い封筒。
「…急だなぁ」
「どうしたんですか？」
リュックに制服をしまい、チャックを閉める。
「このビルのオーナー主催の記念パーティーが来週あるじゃん？」
「あー、あの、大量発注の…あ、材料って」
「ちゃんと発注してあるよ。ま、それでね…招待状が来た」
「招待状？」
帰る準備をしながら話を聞いてたけれど、招待状という言葉に動きを止めた。
「僕と、Aちゃん宛に」
「え、えぇ…」
見る？と言われて招待状を受けとる。確かに私と店長の名前が書かれていた。
「今後のこともあるから出席するけど」
このお店は店長の個人経営で、ビル一階の小さなスペースを間借りして運営している。だから、ビルのオーナーには頭が上がらなかった。
「私は必要ですかね…？」
店長はわかるけど私は単なるおまけに過ぎないのでは。それに一緒に招待されるとしたら、奥さんでは？奥さんは今妊婦さんでお店には出ていないけど経営者だし。そういうと、僕一人じゃ格好がつかないって悲しそうに笑うので、お世話になってる店長を無下にもできず、名指しで招待されていることも鑑みて、出席することにした。
そうとなれば、その場に相応しい格好をしなくちゃいけない。綺麗なドレスを着る機会もないし、もちろん持ってないから買わなきゃいけないけど、生憎お金がない。それでなくても、家賃や奨学金、携帯代や生活費なんかが嵩み、毎月ギリギリの生活だ。
そう、正直ギョンスさんがお金をくれるならいいかなって思ってしまうくらい、お金は私に必要だった。
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ここから見える角を曲がって、横断歩道を渡ればすぐに自宅。ドレスはネットで買うのが安いかな、と色々考えていたらボロいアパートの下に、黒塗りの高級車が１台いた。
ゆっくり近づくとドアが開き、黒服が出てくる。まさか、嘘でしょ。そう思うや否や、ボロいアパートを見上げながら無言で降りてきたのは、もちろん、というのは可笑しいけどギョンスさんだ。
その顔はきっと、ここ人が住む所なの？とでも思ってるんでしょうね。大きな目をキョロキョロさせて、口が小さく開いている。
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こむ(プロフ) - ひなさん» ツイッターですが、してないんです〜！なんだか手に余してしまいそうで……でもそう言っていただけるのならいつか作ってみたいなぁ〜と思いました(*^O^*)その際は是非フォローお願いしますね！！笑 (2018年6月10日 14時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ひなさん» ひなさま(´；ω；`)めっちゃ嬉しいです〜(´；ω；`)そんな風に言っていただけるとは…ベッキョンお待たせしました！ご期待に添えることはできましたでしょうか(*^^*)？こちらこそ、いつも読んでくださるひなさまが大好きですよぉ〜！本当にありがとうございます！！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ウラツク離れしている作者さんがいる中で、更新してくださるこむさんが大好きです、、！いつもステキなお話ありがとうございます（ ; ; ）質問なのですが、こむさんはツイッターをしていらっしゃったりしますか？お話のアカウントがあればフォローさせて頂きたいです！ (2018年6月6日 18時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - こむさんのお話大好きすぎます（ ; ; ）終わってしまったのが悲しいです、、、（ ; ; ）いつもベッキョンのターンを今か今かと待っていたので、最後にきて本当に嬉しかったです、、！ (2018年6月6日 18時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - さあやさん» コメントありがとうございます！(*ToT)嬉しいです〜！セフンのお話の続き、思ってたのと違うし長い！ってなりそうなんですけどそれでも良いですか…？(´；ω；`) (2018年6月6日 18時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年5月4日 20時
