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動かずに俺を睨むAちゃんの手を取ってネクタイに導く。すると指を引っかけて下にずらし、ほどいていく。
「次はここ」
ネクタイが床に落ちて、今度はYシャツのボタンを触らせる。一つ一つボタンを外し、シャツもまた床に落として肌着の裾に手を導くと捲って脱がせてくれた。途端に赤くなる顔。
「べ、」
「最後までして」
１週間仕事頑張って、Aちゃんを我慢したご褒美をください。
ベルトにAちゃんの手を持っていくと、パッと離される。一歩近寄ると一歩後ろに下がった。壁に片手をついて見下ろすと、ぎゅっと目を閉じてゆっくり開く。
ベルトに手がかった。
カチャカチャいって、ベルトがほどける。一回こっちを見上げてきたけど、何も言わず見つめ返した。スラックスのホックが外されて、裂くようにチャックを開けたところで、Aちゃんを抱き上げた。軽いなー。
バシバシ背中を叩かれても無視しまだ片付いてない新居を見渡してゆっくりベッドに下ろした。ぺち、と俺のほっぺをかわいく叩くAちゃん。
「顔と体が違いすぎ…」
恥ずかしがってるわりに、言うことそれ？
余裕じゃん。
それは、褒め言葉と取っておいていいかな？
「今日泊めて」
眼鏡を取って至近距離まで近づけば、目が細かく右に左に揺れる。首に顔を埋めると一気にAちゃんの匂いで体がいっぱいになった。
「いいっすか」
「…ベク、ほんと…ごめん」
「え？」
ピンポーン。
「…は？は？」
今絶対聞こえてきちゃダメなインターホンの音。Aちゃんは眼鏡を手探りして掛け直し、起き上がって髪を手櫛で整え俺を上目で見てきた。
「セフンくんだと思う…」
ぶち。
「なんでセフン」
ピンポンピンポーン
と、めちゃくちゃ邪魔してくるインターホンの音。Aちゃんは俺を押し退けて、とたとた玄関に向かった。はあ？俺よりセフンかよ。
もう怒った、俺はこのままの姿でいてやる。廊下に散乱した服を見て察しろよ、男なら。
話し声が聞こえて玄関が締まった音がする。何の用があって引っ越し先まで来たか知らねぇけど、帰るよな？上がんないよな？
そう思ったのに、部屋に戻ってきたのは二人。
おまけにセフンが俺の服を回収して来て俺に渡した。ニヤニヤしやがって、俺の怒りのオーラ見えないとは言わせねぇかかんな。
「落ちてたよ」
邪魔してやるってこういうこと！？
たち悪い！
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りんご(プロフ) - 正しい…から引き続きこちらも再度読み返ししました^^*やっぱり面白かったぁーー！！^^* (2019年9月26日 23時) (
レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - arikuiisexoxoさん» お返事遅くてすみません(T-T)最後までありがとうございました〜！ベクが甘めなだけに塩女子でしたね笑 わぁ…もっとミンソク出せばよかった…(´・ω・`)てか面白そうですね、その番外編！どこで読めますか？笑 私なりに書いてみますね！ありがとうございます^^！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» お返事遅くなってしまってすみません(ToT)最後までありがとうございました！！シオンさまが惜しみ無くそんな言葉をかけてくださるのでもうわたし天才になった気分です(*^O^*)笑 わたしこそしあわせです！ありがとうございました！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
arikuiisexoxo(プロフ) - 最後まですごく面白かったです~塩な主人公ちゃん好きですw たまに出てくるミンソク先輩が好きです(やっぱりしうぺん笑) 番外編でシウミンを預かるベクカップル見たいのと、シウミンがベクめっちゃ好きですそれにヤキモチやくミンソクみたいです。 (2018年5月8日 7時) (レス) id: e6ce84a282 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - お疲れさまでした！やっぱり天才さまですねしあわせです (2018年5月7日 22時) (レス) id: ad21636354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年4月2日 20時
