オープン ページ14
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ぼーっとテレビを見てるAちゃんに歯磨きをしながら近づいて、膝を曲げて背中に当てる。振り返ってこっちを見上げてきた。
「Aちゃんって何の仕事してんの？」
少し腫れぼったい目をぱちくりさせている。
「システムエンジニア？ん？あ、プログラマー？」
「今は通販サイトのシステム作ったりしてる」
「え、なんかすご」
「てかなんでちょっと知ってんの？」
「セフンが教えてくれた」
「…もー」
やっっと、Aちゃんが"ヒミツ"を開示してくれた。なんだよ全然事務じゃないじゃん。嘘つきめ！
「平日休みなんだ」
「うん」
「じゃ、今度から平日に誘うわ」
「………」
「風呂、適当に使って。タオルも臭くないから」
「……いいの？」
「もっちろん。俺の部屋着でいい？置いとくね。コンタクトケースもあるし使って」
「………ありがとう」
「はいはい。んじゃ。おやすみ」
歯ブラシを洗って鏡を見る。切れた口端に軟膏を塗ってソファに寝転んだ。Aちゃんはテレビを消して風呂場へ向かった。
──寝れない。
すべての物音に耳を立ててしまう。がさごそと布が刷れる音が気になってしかたがない。何度寝返りを打っても眠気がやってこない。明日結構大事な営業があんのにー。
部屋はすでに真っ暗だ。
ソファの後ろにあるベッドが軋む音がしたからきっと寝てるんだろう。それでも寝れない。
あー、諦めた。眠くなるまで起きてよう。
むくりと起き上がって真っ暗な部屋を歩き冷蔵庫を開けた。眩しさに目を細めながら水を飲む。喉から胃まですっきりとしていく。眠気遠ざかったなこれ
「……ベッキョン？」
「うわぇ！」
ビックリしてペットボトルを落としそうになった。
「あ、ごめ…ふふ」
「びっっくりした…」
布団から顔をだしてこっちを見ていたAちゃん。携帯が光ってるから、もしかしたらAちゃんも寝てなかったのかもしれない。
「寝れない？」
「喉が乾いただけ」
「こっちで寝たら？」
「え…いやいやいや」
「私がソファに寝るし」
あ、そういうこと。
フツーに考えればそうだな。
「Aちゃんがそっち」
「………」
「よし、寝る」
「…うん。おやすみ」
ソファーに再びねっころがって布団を被る。
「ベッキョン」
小さな声で呼ばれて上半身を起こす。
「ん？」
「……ありがとう」
しんみりと言われる感謝の言葉。胸の辺りがくすぐったくて、何も言わず笑顔を向けた。
なんだかよく眠れそう。
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りんご(プロフ) - 正しい…から引き続きこちらも再度読み返ししました^^*やっぱり面白かったぁーー！！^^* (2019年9月26日 23時) (
レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - arikuiisexoxoさん» お返事遅くてすみません(T-T)最後までありがとうございました〜！ベクが甘めなだけに塩女子でしたね笑 わぁ…もっとミンソク出せばよかった…(´・ω・`)てか面白そうですね、その番外編！どこで読めますか？笑 私なりに書いてみますね！ありがとうございます^^！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» お返事遅くなってしまってすみません(ToT)最後までありがとうございました！！シオンさまが惜しみ無くそんな言葉をかけてくださるのでもうわたし天才になった気分です(*^O^*)笑 わたしこそしあわせです！ありがとうございました！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
arikuiisexoxo(プロフ) - 最後まですごく面白かったです~塩な主人公ちゃん好きですw たまに出てくるミンソク先輩が好きです(やっぱりしうぺん笑) 番外編でシウミンを預かるベクカップル見たいのと、シウミンがベクめっちゃ好きですそれにヤキモチやくミンソクみたいです。 (2018年5月8日 7時) (レス) id: e6ce84a282 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - お疲れさまでした！やっぱり天才さまですねしあわせです (2018年5月7日 22時) (レス) id: ad21636354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年4月2日 20時
