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「あのね、あれは違う。訳がある。聞いて」
「……」
「取引先の合コンに連行されて、早く帰りたいなと思ってたらちょうどその子も同じこと思っててじゃあ抜けたふりして帰ろーっていうやつ」
「……」
「それだけ。ま、じ、で、それだけ」
必死に弁解したのが反対に信憑性を欠いたのか、興味なさそうにふぅんとだけ言ってそっぽ向いた。
えーえーえー。
「てかAちゃんが俺のこと無視するからだ」
「………え？」
「ずっと会いたいって言ってんのに会ってくれない」
こっち向いたと思ったのにまたそっぽ向いた。
えーえーえー！ご機嫌ななめ？信じられない？！俺のこのストレートな言葉に何も感じない？！
「…………いつも二番目」
ぼそっと言った言葉は、テレビの音に掻き消されそう立ったけど、辛うじて拾うことができた。
「二番目…？」
「あ、なんでも」
「なくないから。」
「…………私を誘ってくるとき、大体女の子と会った後じゃん」
いやーな汗が背中を流れた。
色んな女の子の顔が走馬灯のように駆け巡り、さっきの女の子、最後には経理ちゃんの蕩けた顔が浮かぶ。
…ぐ……そうかも…。
でも、心ではいつでもAちゃんが一番だよ！！これはマジ！！
ん？待て。
もしかして、もしかしないけど。
「妬いてる？」
って聞くと
「や……」
って前も見た光景。デジャビュ。
「もう絶対二番目とかにしない」
「…え？」
「遠慮もしない」
「…うん？」
「妬かせたりしない」
「うん…ん？」
「……………馬鹿？」
「えっなんで？」
分かれよ馬鹿。どんだけ鈍感なんだよ。
ポカンとしているAちゃんから時計に視線を移すと12時を迎えていた。
「あーーー。ごめん、俺明日仕事だから先に寝るわ」
「あっ……ごめん、じゃあ」
「帰んなよ？」
「……」
「シャワー浴びて寝るから、Aちゃんも好きにしてベッドで寝て」
「え……」
これ以上この時間を過ごすと、思わず好きだと
言いそうだから無理矢理切り上げた。今じゃない。今はきっと断られる。私と一緒にいると危ないとか言い出しそうだし。
玄関の鍵を閉めたのをもう一度確認してシャワーを浴びた。
切れた口が痛い。腹もうっすら変色している。おとこのくんしょーなんてふざけて言ったけど、正直怖かった。人に殴られたことも、殴ったこともない。今さらぶるっと恐怖で震えた。
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りんご(プロフ) - 正しい…から引き続きこちらも再度読み返ししました^^*やっぱり面白かったぁーー！！^^* (2019年9月26日 23時) (
レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - arikuiisexoxoさん» お返事遅くてすみません(T-T)最後までありがとうございました〜！ベクが甘めなだけに塩女子でしたね笑 わぁ…もっとミンソク出せばよかった…(´・ω・`)てか面白そうですね、その番外編！どこで読めますか？笑 私なりに書いてみますね！ありがとうございます^^！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» お返事遅くなってしまってすみません(ToT)最後までありがとうございました！！シオンさまが惜しみ無くそんな言葉をかけてくださるのでもうわたし天才になった気分です(*^O^*)笑 わたしこそしあわせです！ありがとうございました！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
arikuiisexoxo(プロフ) - 最後まですごく面白かったです~塩な主人公ちゃん好きですw たまに出てくるミンソク先輩が好きです(やっぱりしうぺん笑) 番外編でシウミンを預かるベクカップル見たいのと、シウミンがベクめっちゃ好きですそれにヤキモチやくミンソクみたいです。 (2018年5月8日 7時) (レス) id: e6ce84a282 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - お疲れさまでした！やっぱり天才さまですねしあわせです (2018年5月7日 22時) (レス) id: ad21636354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年4月2日 20時
