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第4話
そろそろ家の中も飽きてきた。入っちゃだめって言われてるところに入ってみたいけど鍵がかかってて入れない。窓の外の広い世界に出てみたいけどミンソクは許してくれなかった。
でもミンソクがお休みの日、買い物にいくっていうからついていきたいってしつこくお願いしたら帽子をかぶってちゃんとしたズボンがはけるならいいよって許してくれた。
大きな耳をしまうのは痛いし尻尾も窮屈だけど、それでも我慢する。
手を繋がれて歩く外は、今までに見たことがない景色だった。初めて迷い混んだ場所は薄暗くてゴミがいっぱいあったけど、ここには家がたくさんあって耳も尻尾も羽もないただの人間たちが何人も歩いていた。いろいろな格好をしてた。
「A余所見しない」
「はぁい。でも、いっぱい見たことないのがある！」
「うん、そうだね。絶対俺から離れないでね」
八百屋って書いてあるお店にきた。そこにはいっぱい野菜や果物が置いてあって、小さなヨボヨボの女の人がミンソクに話しかけていた。
───A…
聞いたことのある声が、聞こえた。
小さい声だけど後ろのほうから聞こえる。
───A、帰ってこい
はっきり聞こえた。振り返っても誰もいないけどこの声は、仲間のジョンインの声だ。わたしたちの民族でしか聞こえないらしい、特別な声。
会いに行かなきゃ！会いに行って無事を知らせて、ミンソクのこと教えなきゃ！
声のする方向に走り出して、一番よく聞こえるところに来た。ずいぶん走ると細い道の突き当たりに扉があって、ここから聞こえる。
人間の街に通ずる扉ってここなんだ！
本当にあった。初めて見た。
コンコンってノックして開けても、暗い通路の中には誰もない。おかしいなぁなんて首をかしげたら後ろからぎゅっと抱き締められた。
「わっ…」
「A、なにしてんの」
「ジョンイン！」
「みんなすごく心配してた。もう生きてないんじゃないかって」
「ごめんなさい。でもね！今人間と暮らしてるの！」
「…は？ちょっと、頭大丈夫？帰るぞ」
「待って！ミンソクはすごくいい人だよ！」
「誰だろうが関係ない！人間は全員敵なんだよ！知ってるだろ！」
「A、ここにいた」
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こむ(プロフ) - みんさん» みんさん！気づくのが遅くなってしまってすみません(T＿T)めちゃめちゃ嬉しいです〜〜！サイコ染みたシウミンですが、私もこういう話が好きで書いてて楽しかったので、楽しんで貰えて何よりですもありがとうございます〜〜！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - こちらのシウミン大好物で、何回も読んでしまいます。こういう系、読んでて楽しいです！ (2019年5月17日 0時) (レス) id: 4f645da4fc (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» いつもありがとうございます〜！うわ〜ん、すきです〜ToT.本当はもっと変な終わり方だったんですが途中で私何書いてんのかな？と我に返ってしまい…笑 このシウミンには言ってはいけない言葉がありまして、それを言ったときは…)^3^( やばい編はこれにて終了です！！笑 (2018年4月24日 21時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 絶対の絶対の絶対に殺されちゃう〜〜><と思って読んでたので………まぁ殺されなくてよかった？とも思ったりもしましたが………どっちも難しい〜〜〜シウミン怖いからなおさら………><でも相変わらず面白かったです〜！！もっとやばくなります？？（笑） (2018年4月16日 23時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさまに気に入っていただけたみたいで、すごくすごく嬉しいです！！よかったー！！＼(^o^)／これからも読んでいただけるように頑張ります〜！ありがとうございます！！ (2018年4月14日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年3月4日 21時
