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「Aちゃんって…」
「うん…。ん？」
「いや…ごめんね、つけられるのいや？」
「…いやじゃない、けど」
「けど？」
「ほ、他の人にも、…つけてるの？」
そう言うとレイ君の表情は一気に固くなり、目が泳ぐ。ああ、これは黒だ。自虐行為だったけど意外にも心は冷静で、そっか、と呟く。レイ君は口を開かず私を見る。なんとなく寂しそうな表情をしていて疑問が残る。私がその表情したいんですけど。そしてタイミングよく鳴るレイ君の携帯。
「…出ないの？」
「Aちゃん」
「もうずっと鳴ってるじゃん。うるさいんだけど」
「……」
なにか言いたげなレイ君を横目に、散らばった下着と洋服を集めて身に付ける。いつもこの時が一番寂しいけど、今日はなんとも思わない。不思議なくらい冷静だ。支度が整い、部屋から出ようとするとレイ君に腕を捕まれる。
「これだけ、聞かせて」
「…うん、なに？」
「もし、本当に他の人につけてたら、Aちゃんは嫌なの？」
何なのその質問。視界が歪んできた。
「いやだよ。…すごくいや」
「……」
「他の人と同じなら、すぐに消したい」
あ、目からなにか落ちちゃった。レイ君から顔を背けて、急いで部屋から飛び出す。もうここには来ること無さそうだ。
Aちゃんだけしか、って聞きたかった。レイ君が好きだって、言いたかった。メイクが落ちようが関係なしに、思いっきり泣いて泣いて、目を擦る。傷付かないで済む道を選ばなかったのは私だ。泣くなんて、バカだ。
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こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン！コメントありがとうございますー！わーん( ；∀；)嬉しさ爆発です！！続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω｀*)やる気出ました！ありがとうございます！ (2018年1月21日 14時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです！きゅんきゅんがとまりません( ；__；)また続編よみたいです、、！ (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして！めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます！！そんな風に思っていただけるなんて感無量です！いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で！ (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして！すごく好きなお話です！！セフン との話長編で読みたいです！！！！！ (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです！！ (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2017年11月21日 0時
