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第8話
ジュンミョンさんとのデートはすごく楽しかった。というか友達と映画を見たのも初めてで、そのあとにレストランで食事をしながら感想を言い合ったり、雑談をしたりすることも初めてで、本当に楽しかった。
なのに帰宅一番父に呼び出されて怒られた。内容はセフンのこと。なんでセフンじゃなくて私が怒られるのか不思議でたまらなかった。セフンは、怒られている私の側でいつものように立っていただけで庇いもしてくれない。だから余計にセフンに腹が立った。
楽しかった気分が台無し。
スマホをバッグから取り出して見てみると、ジュンミョンさんからラインが来ていた。すぐに返事をしてベッドに倒れこむ。楽しいはずの１日が、たったあれだけの出来事でこんなに沈んでしまうなんて。じわじわ涙が出て来てグスグス泣いていた。コンコン、と控え目なノックのあと、返事もしていないのに開くドア。大体入ってくる人は分かってるから、枕をドアに向かってぶん投げた。
「入っていいって言ってない」
「………すみません」
「こ、こっち来ないで」
気配がこっちに近づいてくるのが分かる。私の付き人は、大事なときに私の言うことを聞かない。泣いてるのがバレたくないから顔は伏せたまま。側まで来て着たままだった私の上着を引っ張って脱がす。それも自分で脱げるのに。なんでほっといてくれないんだろう。１人じゃ何もできないけど１人でできることだってある。
「お嬢様」
「………」
「今日はどうでしたか」
座っていいなんて言ってない。なのにベッドの淵に座って話しかけてくる。
「……楽しかった」
「それは良かったですね」
「楽しかったのに、セフンのせいで台無し」
「…………そうですか」
「そうですかって…」
だからそこ、すみませんとかじゃないの？涙ももう引っ込んで、そろそろ自分の息で顔が熱くなってきたから思い切り顔を上げる。セフンがいる方を見ると、セフンも私を見ていた。心なしか笑っているようにも見える。
「目が、腫れてます」
「知ってるよ…誰のせいだと思ってるの」
「俺ですか」
「うん」
「そうですか」
「またそうですかって…」
何の感情もないのかしら。感情なかったらただの人形じゃん。目を弓のようにして微笑んでいたセフンはもう見れないのかな。
「嬉しいですけど」
「…………なにが？」
「俺のせいで、なんて」
普通ならそこ、嫌じゃないかしら。セフンの言ってることがイマイチわからない。
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こむ(プロフ) - ひなさん» 遅くなってスミマセン！コメントありがとうございますー！わーん( ；∀；)嬉しさ爆発です！！続編できるの、時間がかかるかもしれないですが…(*´ω｀*)やる気出ました！ありがとうございます！ (2018年1月21日 14時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 執事セフンたまんないです！きゅんきゅんがとまりません( ；__；)また続編よみたいです、、！ (2018年1月14日 2時) (レス) id: c290ea6bde (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» はじめまして！めっちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます！！そんな風に思っていただけるなんて感無量です！いつかお答えできるように進展させようと思います、脳内で！ (2017年12月17日 23時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュンミ(プロフ) - はじめまして！すごく好きなお話です！！セフン との話長編で読みたいです！！！！！ (2017年12月11日 0時) (レス) id: 02379d08bf (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！そのお言葉をいただけることがもうスーパー嬉しいです！！ (2017年12月10日 1時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2017年11月21日 0時
