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家に帰って、店の手伝いはせずにシャワーを浴びてベッドに倒れた。キムジョンインから写真が送られてきたから返信しようとしたらそのまま寝落ち。
気付いたらお店の閉店時間になっていたらしく、親がガタガタと片付けをしている音でうっすらと目を開いた。閉店作業中にお客さんが来たのか、何か話している声もする。
まあいいや。もうこのまま寝よう。
そう思って目を閉じたら、階段を上がってくる音がした。そしてその足音は私の部屋の前まで来る。
「Aー？まだ寝てる？」
お母さんだ。片付け頼まれたら面倒だから寝たフリしよ。
「……寝てるね。イケメン来たけどねぇ…」
布団を振り落とす勢いで起き上がって部屋から飛び出る。びっくりした顔のお母さんが『せめて顔洗いなさいよ』と言うから、急いで顔を洗って部屋着のまま下に降りた。
私服姿のチャニョル先生が入り口近くの席に足を組んで座っていた。テーブルにはビールが置いてある。私に気付くと振り返って、ぷっと吹き出した。今更前髪を整えたりしながらゆっくり近づき、目の前に座った。
「寝てた？」
「……うん」
「寝ててよかったのに」
「会いたいから起きた」
「はは。それは申し訳ない。今日はお疲れさん」
お父さんが先生に『ゆっくりしてけ』と笑いかけ、私には『片付けと戸締まりして上がってこいよ』と家へと上がっていった。お店に二人きりになった途端ドキドキしてくる。
「……来るの遅かったね先生」
「さっきまで打ち上げやってたから」
「先生達の？」
「うん。先生達はこれを糧にして生きてるからな」
そう言ってビールを指差す。ふーん、って興味ない相槌を打つと、笑いながら頬杖をついた。
「頑張ってたなA」
「……」
「打ち上げで担任の先生がお前のこと褒めてたよ」
「……じゃあ先生は？」
「ん？」
「チャニョル先生もそう思う？」
「思うよ」
「……」
「……眠い？すぐ帰るから。ごめんな」
「違う……」
なんだろう、先生が久しぶりにここに来てくれて、二人きりなのに。嬉しいけどなんか苦しい。悲しくなる。ドキドキするのに、胸がつっかえる。寝起きだからか、考えがうまくまとまらない。
「……どうした？疲れた？」
先生が心配そうにして顔を覗き込んできた。
「そりゃ頑張ったし、疲れたよな」
「……なんかね、なんかすっごく楽しかったんだけど」
「うん？」
「わたしも先生と写真撮りたかった」
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こむ(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！パスワードがかかった作品は公開終了となっており、お教えしておりません。すみません！ (2021年10月5日 20時) (
レス) id: fd99a38d2e (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - そらぬこさん» 攻防のときから！長らくお付き合いくださりありがとうございます！このあとの話も更新しましたので、まだお付き合いいただけるようであれば、ぜひ読んでくださると嬉しいです！ありがとうございますー！ (2021年10月5日 20時) (レス) id: fd99a38d2e (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - omatsuさん» 遅くなってしまい申し訳ありません…。最高のひとことをありがとうございます！ (2021年10月5日 20時) (レス) id: fd99a38d2e (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - よーこさん» よーこさんありがとうございます！めちゃくちゃ遅くなってしまいすみません。あたたかいコメントに胸が熱くなりました；； (2021年10月5日 20時) (レス) id: fd99a38d2e (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ギョンちゃんさん» 大変遅くなってしまいましたが、こちらこそ読んでくださってありがとうございますー！ (2021年10月5日 20時) (レス) id: fd99a38d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年10月16日 19時
