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雪が残る山の奥地に位置する旅館はとても趣深く、私たちを出迎えてくれた女将さんはとても美しく優しい方だった。お部屋は大部屋をご用意してくださって、旅館や部屋の説明を受けて女将さんを見送った直後、ベッキョンたちが畳の上に倒れ込んだ。そうするものなんだと思って真似して倒れ込んだらナミちゃんが呆れたように笑う。
「はぁ〜つっかれた〜…」
「ジョンインさん疲れるだろうなこれ……」
「ベッキョンも大変だったんじゃないの」
「んー…、たまに？」
一人で大丈夫！と意気込んだものの、実際一人で行動すると何にも出来ない現実。三人が必死に私を世話して導いてくれたおかげでやっとここまでたどり着くことが出来たけれど、その三人は普段しないような気遣いをしたから旅館までの移動でヘトヘトになったようだった。
「ご、ごめんね……何もできなくて」
正直自分でも吃驚してる。世の中には分からないものがまだまだたくさんある。たくさん成長したって思ってたけど、一ミリくらいしか出来てなかったみたい。皆に迷惑をかけてしまって申し訳ない……
「想定内だし大丈夫！それにこんなAと一緒にいられるのも今しかないかもしれないからこの旅行では思う存分ポンコツでいていいからね」
「もうほんとありが……ん？ポンコツ？」
「おい！軽くディスったのバレる前に温泉入るぞ！」
「もうバレてるよ！」
でも全然否定できないのが悔しい！
大部屋にはもうひとつ部屋があって、そこを私とナミちゃんの部屋にしてもらった。そこで館内着に着替えて、お風呂セットを持って浴場へと向かう。同じように館内着を纏っているベッキョンたちは、いつもと雰囲気が違ってちょっと色っぽく見える。ナミちゃんに『似合ってるよね』とこそこそ耳打ちをすると『あの二人結構モテるって知ってた？』と耳打ちされた。知ってる。知ってるけど、更に納得した。
「それじゃあごゆっくり〜」
「たぶん男の方が早いから部屋の鍵預けとく」
「じゃあ部屋で待ってるわ。夕飯は１８時だからなー」
女湯、男湯の暖簾の前で別れ、ナミちゃんと二人で女湯の暖簾を潜った。思えば、他人とお風呂は初めてだ…って脱ぐのを躊躇ってる間に素っ裸になったナミちゃんに『早く』と急かされて、思いっきり浴衣を脱いだ。
「A……意外とあるんだね」
「まじまじと見ないでよ！」
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こむ(プロフ) - アキナさん» アキナさん、遅くなってすみません；；めちゃめちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます(T▽T)アキナさんのお初をいただけて光栄です……！！ゆっくり更新になっていますが、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです！ありがとうございます〜(*^▽^*) (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！このお話大好きです！こちらのサイトのお話で初めて泣きそうになりました(ベッキョンとのところで)更新楽しみにしてます！ (2019年10月10日 7時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ともはさん» ともはさん！更新が遅くなってしまいがちですが、ここまでついてきてくださって本当にありがとうございます〜〜；；めちゃくちゃ嬉しいです；；セフンはどうしてるのでしょうか……この先更新頻度をあげていこうと思っています^▽^最後まで宜しくお願いします〜！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ともは(プロフ) - こむ様 更新ありがとうございます！嬉しくてイッキ見したので今からじっくり読みます^ ^ セフンはどうしてるのかな？(；ω；) (2019年9月14日 20時) (レス) id: d21995dfcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年8月11日 21時
