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「お嬢様……本当に大丈夫ですか？」
「大丈夫だってば！心配しすぎ」
「失礼しました。何かあったらすぐにご連絡を。しっかり防寒対策をしてください」
「わかってます。ジョンインも短い間のお休み楽しんでね」
空港まで見送ってくれる車の中で、何度も何度も大丈夫かと心配するジョンインを落ちつかせるので大変だった。
今から卒業旅行に行く。キャリーケースに荷物を積めるのも全部自分でやったし、空港までも自分で行くと言ったけどそれはさすがに却下されて、結局運んでもらっている。
お父さんは私のお願いを聞いてくれた。だけどジョンインだけは外せないと言われ、納得がいかなかった私は毎日説得して、私は一人でも大丈夫だということをアピールしたりと必死だった。そしたらようやく折れてくれて、ついに一人で行動が出来るようになった。
でも旅程表だけしっかり提出し、空港から自宅の送り迎えは受け入れることが条件。とにかく私が”一人”にならなければなんとかセーフ。ただお父さんが直々にベッキョン達に『娘を宜しく』と電話していたのは吃驚したし申し訳なかったし恥ずかしかった。
「それじゃあ、行ってきます！」
運転手とジョンインに見送られながら空港内の待ち合わせ場所へキャリーケースを引いて歩く。でも楽しみすぎて小走りになっちゃったら後ろから『お嬢様！楽しみだからって走っては危ないです！』とジョンインが笑いながら声をかけてきて、周りの人が私をみてクスクス笑うから顔が真っ赤になった。帰ったら怒ろ。
「Aちゃんこっちだよ」
「あっ…はい」
「一般庶民は搭乗口に行列作って乗るんだよ」
「そうなんだ……」
「えっ、Aちゃんの席ここじゃない。早々と座らないで搭乗券に書いてある座席番号見て」
「え？どれ？」
「これ。エコノミーだから」
「エコノミー……」
「Aーどこ行くのー？荷物流れてくるの待たなくちゃ」
「流れてくるの？どこから？」
「あそこから。自分のキャリーちゃんと覚えてる？」
「あ！えっとジョンインがたしかラゲッジタグをつけてくれてたはず……」
「ねぇヨシくん……ICカードってこれ？」
「ん？うん、それ。チャージしてある？」
「チャージ？ジョンインがくれたから分かんない……」
「あ、なら限度額まで入ってそうだから大丈夫」
「Aちゃんの荷物貸して。俺が持つ」
「え！ベッキョンすでに持ってるのに……」
「歩くの遅いから貸して？」
「あ、はい……お願いします」
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こむ(プロフ) - アキナさん» アキナさん、遅くなってすみません；；めちゃめちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます(T▽T)アキナさんのお初をいただけて光栄です……！！ゆっくり更新になっていますが、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです！ありがとうございます〜(*^▽^*) (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！このお話大好きです！こちらのサイトのお話で初めて泣きそうになりました(ベッキョンとのところで)更新楽しみにしてます！ (2019年10月10日 7時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ともはさん» ともはさん！更新が遅くなってしまいがちですが、ここまでついてきてくださって本当にありがとうございます〜〜；；めちゃくちゃ嬉しいです；；セフンはどうしてるのでしょうか……この先更新頻度をあげていこうと思っています^▽^最後まで宜しくお願いします〜！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ともは(プロフ) - こむ様 更新ありがとうございます！嬉しくてイッキ見したので今からじっくり読みます^ ^ セフンはどうしてるのかな？(；ω；) (2019年9月14日 20時) (レス) id: d21995dfcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年8月11日 21時
