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主役であるはずのジュノ君の顔からはあまり楽しそうな表情は見られない。確かに、誕生日パーティーというから友人ばかりかと思ったけど大人も同じくらいか、それ以上いる。そういった名目で使われることは私も何度も経験しているのでなんだか強い否定もできないのが申し訳ない。
「それにしてもなんか今日のAちゃんかっこいいね」
「あ、本当？」
「うん。前はもうちょっとふわふわしてた」
「ふわふわ……」
「でも今日は孤高の花って感じ？すごくいいと思う」
「え〜…嬉しい。ありがとう！今日のために選んだの」
お世辞だと分かっているものの褒められると嬉しいものだ。
「……そうなんだ、わざわざ？」
「うん。せっかくジュノ君に会うから」
お祝いだし。あと、ナメられないように。
ジュノ君は私の頭から爪先までを見下ろすと、ふいっと顔を背けてシャンパンを飲んでいた。お酒に弱いはずだから、一気に飲むと苦しい思いをしちゃうんじゃないかと心配。現にもう顔が赤い。
「……大丈夫？」
心配で顔を覗き込んでみたけど、パッと勢いよく逸らされて『大丈夫。またあとで』とそのまま背を向けて友達の輪へ入っていってしまった。
「………何か怒ってたのかな？」
知らないうちに怒らせたかなって不安でジョンインに聞いてみたら『セフンの気持ちがよくわかりました』と答えになってない答えが返ってきた。
パーティーがお開きになった頃はガヤガヤとした賑やかな音が初めに比べて一回り大きくなっている。結局ジュノ君とはあれからまともに話す機会がないままになってしまった。最後にちょこっとだけ挨拶をしたかったけど、多くの人に囲まれていたから控えることにした。
「ではお車へ」
「うん。その前にお手洗いに行ってくるね」
「失礼いたしました。ご案内します」
ジョンインに誘導されてお手洗いまで真っ直ぐ歩いた。お手洗いの看板の先には暗い通路が続き、その先で婦人用と紳士用で左右に分かれる。ジョンインには看板の前で待ってもらい、暗い通路を一人で歩いていると、紳士用のお手洗いから一人の男性が出てきた。目が合ったから咄嗟に微笑んで軽い会釈をして通りすぎようとすると『ド・Aさん？』と呼び止められた。
「……はい？」
暗い通路で遠目に見るとよく分からなかったけど、こうして近い距離で対面するとその人物が誰かすぐにピンと来た。
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こむ(プロフ) - アキナさん» アキナさん、遅くなってすみません；；めちゃめちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます(T▽T)アキナさんのお初をいただけて光栄です……！！ゆっくり更新になっていますが、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです！ありがとうございます〜(*^▽^*) (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！このお話大好きです！こちらのサイトのお話で初めて泣きそうになりました(ベッキョンとのところで)更新楽しみにしてます！ (2019年10月10日 7時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ともはさん» ともはさん！更新が遅くなってしまいがちですが、ここまでついてきてくださって本当にありがとうございます〜〜；；めちゃくちゃ嬉しいです；；セフンはどうしてるのでしょうか……この先更新頻度をあげていこうと思っています^▽^最後まで宜しくお願いします〜！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ともは(プロフ) - こむ様 更新ありがとうございます！嬉しくてイッキ見したので今からじっくり読みます^ ^ セフンはどうしてるのかな？(；ω；) (2019年9月14日 20時) (レス) id: d21995dfcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年8月11日 21時
