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学生生活と家の行事、仕事の手伝いをこなす毎日は思いの外忙しく、１ヶ月、また１ヶ月と時間が過ぎていく。ジョンインの言うとおり忙しくなっていく日々の中、私も人として少しは成長できているのだろうか。
夜はひとりで寝られるようになったしメソメソと泣くことも少なくなった。立ち振舞いや言動も上手になったような気がするし、少しずつだけど親に対して自分の意見を伝えていけるようになった。それを聞いてもらえるかどうかは別の問題だけど。
「Aさんにお会い出来て光栄です。もしよろしければこの後」
「ありがとうございます。とても嬉しいお誘いですが、この後どうしても外せない予定がございまして」
「……そうですか。ではまた」
愛想笑いを残し踵を返して去っていく御曹司を見送り、そっとため息をついた。数日前にナミちゃんとお茶したとき『彼氏ほしいけど出会いがない』って嘆いていたけれど、変な話、私には出会いの場がありすぎる。ただどの場にも私が会いたいと思う人はいない。
いいなぁ、と羨まれることもあるけど、こうして毎回同じように”地位狙い”で近付いてこられて同じような台詞で断るのも苦労する。出来ることならこんな場所に来たくない。
「お嬢様」
「ん？」
「あちらにＰＫ電子の社長がいらっしゃっています」
「あ、じゃあご挨拶に」
ジョンインを後ろに連れ、カツカツとヒールの音を鳴らしながら社長の元へ。目が合って笑顔を向けると社長も微笑んだ。前から上手いと自負していた営業スマイルがどんどん上手くなっていく気がする。
・
「最近疲れてない？Aちゃん」
椅子を引きながら私の顔色を伺うベッキョンは、しっかり椅子に座ると『ちょっと老けたね』と歯を見せて笑った。
大学は随分前に夏休みに入った。就職が決まっているベッキョンはバイトしかすることがないらしく、毎日暇らしい。本当はこの夏休みの間に四人で旅行でもしようと言っていたのだけど、ナミちゃんがまだ就職活動を頑張っているのとヨシくんが地元に帰って勉強しているらしく、叶わなかった。
そうして夏休みもあっという間に終わりに近づいた頃、ベッキョンに『飯に付き合って』と誘われて、予定と予定の空いた時間でよければと誘いに応じた。久しぶりに気を遣わないでいい友達と会えるから、ちょっと気が緩んでしまう。
「なんか最近ずっと気を張ってて……ベッキョンに会ってちょっと力が抜けた」
「俺に癒し効果あった？」
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こむ(プロフ) - アキナさん» アキナさん、遅くなってすみません；；めちゃめちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます(T▽T)アキナさんのお初をいただけて光栄です……！！ゆっくり更新になっていますが、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです！ありがとうございます〜(*^▽^*) (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！このお話大好きです！こちらのサイトのお話で初めて泣きそうになりました(ベッキョンとのところで)更新楽しみにしてます！ (2019年10月10日 7時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ともはさん» ともはさん！更新が遅くなってしまいがちですが、ここまでついてきてくださって本当にありがとうございます〜〜；；めちゃくちゃ嬉しいです；；セフンはどうしてるのでしょうか……この先更新頻度をあげていこうと思っています^▽^最後まで宜しくお願いします〜！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ともは(プロフ) - こむ様 更新ありがとうございます！嬉しくてイッキ見したので今からじっくり読みます^ ^ セフンはどうしてるのかな？(；ω；) (2019年9月14日 20時) (レス) id: d21995dfcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年8月11日 21時
