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「ギョンス様がそのようなことをするなどあり得ません」
「えー…じゃあ結局なんなの？」
そんな推理をジョンインに話すと食い気味に完全否定。ずっと一緒にいたジョンインだから、お兄ちゃんがそういう嘘をつくはずもないと分かっていての全否定なのだろうけど……
「ところでお嬢様、明日のご予定なのですが…──」
……確かにそんなことするはずないか。
・
あっという間に４年の前期が始まった。大学も残すところ１年を切った。みんなとは同じ授業がほとんど被らず、１週間のうちの１コマだけ。それぞれゼミに入ったり講座を取ったりしていて、私も授業がない日や授業が終わったあとは今までの日常に加えて学外でセミナーなどに通ったりと、一気に皆と一緒にいる時間が減ってしまった。だから週に１回会える日がすごく楽しみだし、楽しい。
「えっ、もう！？やっば！おめでとう！」
授業が始まる前、ナミちゃんの大きい声が教室内に響いた。他の学生がチラチラを私達を見ていて少しだけ恥ずかしくなる。
ナミちゃんが大きな声を出した理由は、ベッキョンが内定を貰えたから。インターンシップに参加した企業の人に見初められて直々に内定を頂けたらしい。そう報告してくれたベッキョンは私に『もしAちゃんと関わることがあればよろしく』とおふざけで握手を求めてきた。
「第一希望の企業ではなかったんだけど、インターンに行ったら働きやすそうだったし自分がしたいなって思う仕事があってさ……それで」
「じゃあもう決めたの？他にも面接控えてなかったっけ？」
「うん、でも辞退する」
「よかったなベク。さすがって感じ」
「だろ？ありがと。ヨシも試験頑張れ」
「あーいいなー、私も早く就活終わらせたい」
就職活動はみんな一緒、とはいかないらしい。三者三様だ。ベッキョンは肩の荷が降りたようにほっとしていて、私も勝手にほっとした。
「おめでとうベッキョン。したい仕事が見つかってよかった」
「ありがとう。Aちゃんも見つかるといいね」
「うん。……あるかな？」
「あるある。どっかに必ずAちゃんを必要としてる仕事が待ってるよ」
ベッキョンの言葉は根拠がなくとも元気付けられるものばっかり。そしてもっと頑張ろうっていう気持ちになる。おかげでその日のセミナーにはやる気十分で挑めて、ジョンインにまた褒められた。
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こむ(プロフ) - アキナさん» アキナさん、遅くなってすみません；；めちゃめちゃ嬉しいお言葉をありがとうございます(T▽T)アキナさんのお初をいただけて光栄です……！！ゆっくり更新になっていますが、ぜひ最後までお付き合いいただけたら幸いです！ありがとうございます〜(*^▽^*) (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
アキナ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！このお話大好きです！こちらのサイトのお話で初めて泣きそうになりました(ベッキョンとのところで)更新楽しみにしてます！ (2019年10月10日 7時) (レス) id: e981ced4a9 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ともはさん» ともはさん！更新が遅くなってしまいがちですが、ここまでついてきてくださって本当にありがとうございます〜〜；；めちゃくちゃ嬉しいです；；セフンはどうしてるのでしょうか……この先更新頻度をあげていこうと思っています^▽^最後まで宜しくお願いします〜！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ともは(プロフ) - こむ様 更新ありがとうございます！嬉しくてイッキ見したので今からじっくり読みます^ ^ セフンはどうしてるのかな？(；ω；) (2019年9月14日 20時) (レス) id: d21995dfcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年8月11日 21時
