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ジョンデさんはお酒をぐっと飲んで、こんっとグラスを置く。きっと私に聞かれてないとでも思い込んでるのか、へへって笑顔を向けてきて舌を出した。
「俺もちょっとさすがに眠くなってきた」
とろんとした目が眠そうで、色気を放つ。遠目で見ても睫毛が長い。
「……出ますか？」
「ん？んー…」
「眠いんでしょ？」
「………だって帰ったら終わりじゃん」
「終わり……ですけど」
「…次いこ次」
「え〜…」
「いいじゃん。全部俺の奢りなんだし」
「そういう問題じゃないで…あージョンデさん待って待って」
ふらつきながら立ち上がって、さっさと個室から出ていく。鞄とスマホ忘れてるし…。慌てて追いかけると会計を済ませて、レジ横の椅子に座ってダルそうにしながら上を向いていた。酔ってらっしゃるようだ。
鞄を渡してスマホもポケットにいれてあげて、ジョンデさんを引き摺るようにお店を出た。さすがに終電もなく閉まっていくお店も多くなってきて人通りも少し減っていた。
「次は〜…」
「ジョンデさーん。もういい加減帰りましょうよー」
「……女の子の苦労ってこんな感じなんだね」
「え？私の苦労のことですか？」
「Aちゃんは知らないかもしれないけど、俺二次会行かないで帰るって有名なんだよ」
「………えぇ？うそだぁ」
「ほんとだぁ」
私が知ってるのは『次いこ〜』って必ず言うジョンデさんだ。だからって何が言いたいのかすぐに分からなくて疑いの目を向けてたら、ゆっくり近寄ってきて正面からぐだっと寄りかかってきた。構えてなかったから後ろによろけてしまい、自分の体を立たせるためにもジョンデさんの広い背中に腕を回して受け止めると『あはっ』と笑っていた。
「もうだめだぁ〜おれ」
そして私を強く抱きしめ、首筋に鼻を埋めた。
「だめだぁじゃないです」
身の危機を感じてすぐにジョンデさんの体を押し返す。人通りが少ないとはいえゼロではないし、抱き合っていい場所でもなければ関係でもない。
「今日はもう終わりにしましょう。明日打ち上げですし」
ホテルへ戻る道を歩き出すとジョンデさんもついてくる。３歩ほど後ろを歩いているみたいだけどたまに足音が止まったりする。ちゃんと着いてきてるのか気になって後ろを振り返ると、かわいらしくにこっと笑った。
「あは！振り返った〜」
「………」
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こむ(プロフ) - りんごさん» りんごさん遅くなってすみません！花束一気読みありがとうございます！話が面白すぎて……この言葉で飯が食えます。嬉しい！じゅんみょん弁護士との話、私もその後が気になってます。いつか書けたら公開しますね！その時は宜しくお願いしますー(*^O^*) (2019年10月20日 15時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 嘘の花束1~8まで一気に読ませて頂きました！私ｴｸｾﾙではないのですが(もちろん顔や名前、曲は知ってます)お話が面白すぎて引き込まれました！どのお話も面白く大好きですがｼﾞｭﾝﾐｮﾝさんの弁護士さんのお話…その後が気になっております！また9.10とお話が続く (2019年10月10日 10時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - 充さん» 充さん遅くなってしまってすみませんT＿T ん〜…現実と少し重なってしまう部分はあるかもしれません；；涙を拭いてください；；ぜひ田舎（兵役）についていって後ろを追っかけ回して先生を笑顔にしてあげてほしいです！笑 尊敬だなんてとんでもない！精進いたします！ (2019年7月9日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ソルさん» ソルさん、コメントありがとうございます(*^^*)遅くなってしまってすみませんT＿T こんな先生とこんな出会いがある世界を生きてみたいものです；；笑 最高！ありがとうございます！！めっちゃくちゃ嬉しいです〜〜励みになります！ (2019年7月9日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - みんさん» みんさん！遅くなってしまってすみません(T＿T)ぎょんす先生すきしか思い浮かばない……！？！わ〜〜嬉しいです(*^▽^*)ぎょんす先生も嬉しいと思います(*^^*)笑 こちらこ読んでいただきご感想も寄せてくださってありがとうございました〜♪ (2019年7月9日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年6月4日 20時
