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「……ひとまずご朝食を。本日は大学に行きますので」
どうしてそんなに冷静に、何事もなかったように出来るの？セフンが辞めたんだよ？ずっと一緒に居てくれるって思ってたセフンが居なくなっちゃったんだよ？ジョンインだって、大事な同僚でしょう？なんで？こんな大きな出来事があって、どうしてそんなにいつも通りなの？
「……ひとまずってなに？説明が先じゃないの…？」
何の説明もない。今日も変わらずいると思ってた人が居なくなったその説明が。
ジョンインは私の目をじっと見つめて、黙った。留守中のお兄ちゃんの部屋の前で睨み合うようにする私達に、通り掛かった掃除係りが『おはようございます』と呑気な挨拶をしてきた。今の私は、それさえも腹が立つ。
「説明は必要でしょうか」
睨み合いの末、先に口を開いたのはジョンインだった。
「……え？」
「考えたらわかるんじゃないですか」
「わかんないから聞いてるの！」
「規則を破ったら即解雇です」
「………」
「お嬢様が一番、セフンが辞めた理由を分かってるんじゃないんですか」
ジョンインは怒ってた。低い声で、強い口調で、私を言い伏せる。とても温厚で真面目で私に対して忠実なジョンインが。あんなに優しく私を励まして支えてくれたジョンインが、こんなときに私を慰めるでもなく、容赦なく責める。
全身の血の気が引いて、立ってる感覚がなくなった。
「……これ以上の説明が要りますか？」
少し時間をかけて、首を横に振る。
「でしたらご朝食をお召し上がりになり、外出のご準備をお願い致します」
ジョンインは丁寧に頭を下げ、１階へ続く階段を颯爽と下りていく。
たしかに、ここで打ちひしがれていても現実は変わらないし、あれだけ楽しみにしていた大学が待っている。そう思ってゆっくりと階段を下りていくけれど、ご飯を食べている間も着替えている間も、大学へ向かう車の中でも、頭の中は真っ白だった。
そう、真っ白。
善と悪の区別も、前と後ろも分からない。悲しいのかそうじゃないのかも分からない。私の中にあるこの感情はなんなんだろう。
「あっA〜！おはよう！会えるの楽しみにしてた……よ？」
隣に座ってぎゅっと抱き締めてくれるナミちゃん。その後ろからベッキョンとヨシくんも笑顔で近づいてくるけど、私に気付くと途端に表情を曇らせた。
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こむ(プロフ) - arikuiisexoxoさん» いつもありがとうございます(*^O^*)遅くなってしまってすみません；；#9にしてやっとセフンの想いを表す一言がでました！！胸を打たれたのはきっとその場にいた全員ですよね(／▽＼)！これから最終章に突入する感じです！最後まで是非よろしくお願いいたします〜(*^^*) (2019年8月29日 20時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
arikuiisexoxo(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。セフンの愛してます。心臓ぎゅーんって痺れました！！！ギョンスの提案めっちゃ気になります。主人公の行動力関する感じかなと予想しつつ、更新待ってまーす！ (2019年8月12日 15時) (レス) id: e6ce84a282 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - なりさん» なりさんコメントありがとうございます(*^O^*)キュンキュンしていただけてめちゃくちゃ嬉しいです……それなのにーー！！！どこ行った！最後までお付き合いいただけたら幸いでございます……(／▽＼)♪ (2019年7月25日 18時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» シオンさぁああん！やだあああああ！！！(´；ω；`)誰やこんなん書いてるのーーーーー！！ (2019年7月25日 18時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
なり - めっちゃめっちゃキュンキュンします！！！！セフンどこ行っちゃったのかすごく気になります、、！！！ (2019年7月15日 18時) (レス) id: 811f6ebbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年6月3日 21時
