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「あら、どうしたのセフンそれ」
お母さんがセフンの胸元の汚れに気付いた。セフンは胸元をちらりと見て何かを言おうとしたけど、それより先に私が答える。
「私が転けた時につけちゃた」
「……あらら。それ落ちにくいわよ〜」
「クリーニング、私が出すから…本当にごめんねセフン」
「……いえ」
「それで、Aは二次会に行ってくれるのよね？」
今から二次会がある。お偉いさん方も来るらしくお母さん共々お誘いを受けたけど、お母さんは仕事があるからと欠席を決めた。私も謹慎中の身、当たり前に断るものだと思っていたら『それじゃ顔が立たないからD.O.グループのドAとして出席して』と言われてしまった。
しかもさっきの同い年の子──ジュノ君は『Aちゃん行くの？じゃあ俺も行こうかな』って言ってきたし。嫌だと言えなくなった。
「セフン、この子のことお願いね。くれぐれも一人にさせないで」
「承知いたしました」
「Aも、セフンから離れないこと。一人になってはダメだからね。三次会は誘われても断っていいから」
「……じゃあ二次会行かない」
「それは出席してくれると助かる。じゃあセフン、頼んだからね」
「はい」
一足早くお母さんは車に乗り込んで帰ってしまった。二次会の場はすぐ近くのホテルの宴会場であるらしい。歩いて行ける距離。そして二次会にはたくさんの人が参加するらしく、人の目も多いから大丈夫だとお母さんは言っていた。でも、そもそも気が乗らない。
隣のセフンを見上げると、腕時計で時間を確認して『では向かいましょう』と誘導し始めた。
「セフン」
「はい？」
「……ずっと側にいてね」
「はい。そう命じられてます」
私が言ってるのは、今のことだけじゃないんだけどな。命令じゃなくてセフンの意思でずっと側にいれくれたらもっと嬉しい。
「あ、Aちゃんいた。一緒に行こう？」
向かい側からやって来たのはジュノ君。セフンに会釈をしてから私の隣に並ぶ。セフンにはジュノ君のことは言ってない。敵認識しないためにも言っておこう。
「セフン、この方はイ ジュノさん。JYPセキュリティのご長男」
「……いちいち執事に紹介してくれるの？珍しいね。どうもイ ジュノです」
「あっ…えっ？珍しいかな」
何だか背中がヒヤリとした。変なことを私がしてるわけでも、言われてるわけでもないのに何でだろう。セフンは営業スマイルをジュノ君に向けて頭を下げた。
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こむ(プロフ) - arikuiisexoxoさん» いつもありがとうございます(*^O^*)遅くなってしまってすみません；；#9にしてやっとセフンの想いを表す一言がでました！！胸を打たれたのはきっとその場にいた全員ですよね(／▽＼)！これから最終章に突入する感じです！最後まで是非よろしくお願いいたします〜(*^^*) (2019年8月29日 20時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
arikuiisexoxo(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。セフンの愛してます。心臓ぎゅーんって痺れました！！！ギョンスの提案めっちゃ気になります。主人公の行動力関する感じかなと予想しつつ、更新待ってまーす！ (2019年8月12日 15時) (レス) id: e6ce84a282 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - なりさん» なりさんコメントありがとうございます(*^O^*)キュンキュンしていただけてめちゃくちゃ嬉しいです……それなのにーー！！！どこ行った！最後までお付き合いいただけたら幸いでございます……(／▽＼)♪ (2019年7月25日 18時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - シオンさん» シオンさぁああん！やだあああああ！！！(´；ω；`)誰やこんなん書いてるのーーーーー！！ (2019年7月25日 18時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
なり - めっちゃめっちゃキュンキュンします！！！！セフンどこ行っちゃったのかすごく気になります、、！！！ (2019年7月15日 18時) (レス) id: 811f6ebbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年6月3日 21時
