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ジュンミョンさんもベッキョン先輩もすごく優しいと思う。こんな私を否定しないで居てくれるし『そっかそっか。ん〜…』って言ってちゃんと考えてくれる。
「それだけ？」
「……え？」
「それだけなら今までと一緒じゃん」
「ん…？そうですか？」
「殴った？」
「えっ！？」
「あ、殴ったなこれ」
「ビ、ビンタしちゃいました…」
「そりゃだめだA。そりゃ怒る」
ベッキョン先輩の言うことって大体"正解"だと思ってるから、めちゃめちゃグサッときた。いや、私がグサッとくる資格なんて何処にもないけど、これじゃあセフンだっていつもみたいに許してはくれないよなってサーっと血の気が引く。いくら恥ずかしいからってひっぱたいちゃ、当然の報いだ。
「何で殴るかな…しかもビンタってガチのやつじゃん。彼氏かわいそ」
「もうめちゃくちゃ恥ずかしくて…恥ずかしいのと、浸っちゃってキモって思われて嫌われたくないって思ったら…思わず」
「手はでねーだろ。だからってさ〜」
「え〜〜！？どうしよ…嫌いなんかじゃないのに……」
「でもそれはなぁ…もうどうしようもないな。正直に謝るしかない」
そうだ、私が何であんなことをしたのか正直に謝るしかない。それしかこの不穏な日々を終わらせる方法はないんだけど、今度は許してくれるのかな、っていう不安がつきまとう。『もうお前なんか嫌い』って言われちゃったら……、自分の行動を悔いてじわじわと涙が沸いてきた。私の家へと歩きながら、ずずっと鼻を啜るとベッキョン先輩はびっくりして足を止めた。
「泣くな泣くな〜」
「うう…どうしよう〜〜…」
「ん〜……」
泣きつく私にぎょっとしながら、優しく肩を抱いてくれた。とんとんってリズムよく叩かれて、これ、私が落ち込んでるときはセフンがよくやってくれてたなぁって思ったらもっと涙が出てきた。
「ひよこ、家で話そ」
「家で？」
「うん。もうすぐそこだろ？外じゃ寒いし。な」
私の住むアパートはもう目と鼻の先にある。確かに寒くて、足先は感覚がないほどだ。でも家に…？そう悩んでたらベッキョン先輩が私を家まで引っ張っていった。
「慰めたる」
手のひらを出して、そう言う先輩。ポケットから家の鍵を出すとすぐに奪われて、私よりも先に入っていった。セフン以外の男子を部屋に招き入れたことはなくて、それを意識しちゃうとベッキョン先輩にドキドキしてきちゃう。
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こむ(プロフ) - ににさん» ににさま、コメントありがとうございます！大変遅くなってしまってすみません(T＿T)すほさんのお話気に入っていただけたようでとても嬉しいです！私も好きなのでつい書いてしまいました。笑 今のところ続きはご想像にお任せしておきますね……(#^.^#) (2019年5月8日 0時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
にに(プロフ) - スホさんのお話、大好きです。こういう闇的展開。悪魔だと思ってた人が天使で、その逆もしかり。続編があったらいいなと思います。 (2019年4月20日 11時) (レス) id: 4f645da4fc (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - きな子さん» うえ〜ん；；ずーっとお付き合いいただき、本当にありがとうございますー！！めちゃくちゃ嬉しい…こちらこそ感激です(*ToT)こんな出会いや人がいる世界に生きたいものですね。妄想の世界っていいなぁ(笑)これからもお付き合いのほど何卒よろしくお願いします*^^*！ (2019年4月19日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - 雲丹さん» 雲丹さんセフンペンさんなのですね！おめでとうございます(#^.^#)セフンペンさんに読んでいただけて嬉しいです〜；；でもベッキョン先輩と付き合いたい(笑)セフンちゃんと付き合ったってくださいヽ(´ｰ｀ )ﾉ！笑 こちらこそ、いつもありがとうございます雲丹さん！！ (2019年4月19日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます〜！幼馴染みセフンお読みいただけて嬉しいです；；そして相撲部屋のぶつかり稽古がツボにハマったようで……それを聞いて笑ってしまいました(^o^)笑 ベッキョン先輩の稽古は優しいんでしょうね^.^！お付き合いありがとうございました〜！ (2019年4月19日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年4月7日 23時
