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昔から私のことを娘と思って可愛がってくれるセフンのお父さんは私に甘い。私はそれで損をしたことはないけど、セフンはいつも『なんかイヤだ』っていう。
なにがイヤなのかはハッキリ分からないらしい。変なの、そう言いながらも結局ついたのはセフンの家。
勝手知ったる家の中、いつも通り好き勝手にさせてもらっているけど『風呂は？』って風呂上がりのセフンに言われてから急に緊張してきた。でも緊張してることがバレないように『入ってくる！』って若干強がりながら答え、お湯が張ってある湯船に浸かった。
幼馴染の雰囲気でいていいのはこれでおしまい。
今からは恋人同士の雰囲気がはじまるんだよね。
「やっぱ無理………」
考えすぎてネットで【幼馴染 付き合う どうやって】【幼馴染 恋人 どうする】って調べたけど参考になることは得られなかった。こんなに恋人になりかったのに、いざ恋人になったら未知の世界が広がっていて頭を抱えた。恋人になることがゴールだと思ってたけど、ゴールテープを切ったらそこはスタートラインだった。
・
「……もう寝るの？」
「うん、今日ちょっと疲れた」
「暇すぎて皆で遊んでたんじゃなかったっけ」
「そうだったっけ？」
「……じゃあ電気消すね」
「あっ！だめ！」
「……」
さっさとベッドに入って壁側にくっついてたら、セフンが何食わぬ顔で自然とベッドに乗り上げた。また思わず『だめ』って言っちゃうと、セフンは無言で私を見つめる。
「どっちがだめ？電気消すのが？俺がこの中入るのが？」
どっちもだめ！ってもう前歯の裏くらいまで来てるけど、ぐっと飲み込んで『なんでもない』って言えば、すぐにベッドに上がってきて電気を消した。真っ暗になった部屋で、狭いベッドに並んで寝そべる。うるさいなぁ、外で誰か太鼓叩いてるのかな？と思ったら自分の鼓動の音だった。
壁側を向いて、壁と同一化しそうなくらいくっついて目を閉じる。昨日は結局別々の布団で寝たから、同じベッドで寝るのは恋人になって今日が初めてだ。怖くてセフンの方を見ることもできず、ひたすらひつじを数えていたら、ベッドが少し揺れた。
急にお腹に手が回ってきて、ぐっと体ごと引き寄せられて壁から引き剥がされる。突然抱えられた猫みたいに手足をピンと伸ばしても、それをものともせず私の背中はセフンの胸にぴったりくっついた。
「……A」
「………」
「俺のこと好き？」
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こむ(プロフ) - ににさん» ににさま、コメントありがとうございます！大変遅くなってしまってすみません(T＿T)すほさんのお話気に入っていただけたようでとても嬉しいです！私も好きなのでつい書いてしまいました。笑 今のところ続きはご想像にお任せしておきますね……(#^.^#) (2019年5月8日 0時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
にに(プロフ) - スホさんのお話、大好きです。こういう闇的展開。悪魔だと思ってた人が天使で、その逆もしかり。続編があったらいいなと思います。 (2019年4月20日 11時) (レス) id: 4f645da4fc (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - きな子さん» うえ〜ん；；ずーっとお付き合いいただき、本当にありがとうございますー！！めちゃくちゃ嬉しい…こちらこそ感激です(*ToT)こんな出会いや人がいる世界に生きたいものですね。妄想の世界っていいなぁ(笑)これからもお付き合いのほど何卒よろしくお願いします*^^*！ (2019年4月19日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - 雲丹さん» 雲丹さんセフンペンさんなのですね！おめでとうございます(#^.^#)セフンペンさんに読んでいただけて嬉しいです〜；；でもベッキョン先輩と付き合いたい(笑)セフンちゃんと付き合ったってくださいヽ(´ｰ｀ )ﾉ！笑 こちらこそ、いつもありがとうございます雲丹さん！！ (2019年4月19日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます〜！幼馴染みセフンお読みいただけて嬉しいです；；そして相撲部屋のぶつかり稽古がツボにハマったようで……それを聞いて笑ってしまいました(^o^)笑 ベッキョン先輩の稽古は優しいんでしょうね^.^！お付き合いありがとうございました〜！ (2019年4月19日 20時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2019年4月7日 23時
