番外編・キムジョンなんとかくん ページ47
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階段を駆け降りると、後ろからも同じような足音がする。隣に並ばれないように一足早く玄関先まで向かっていると、下駄箱の前でばったりチャニョル先生に出くわしてしまった。冊子を腕に抱えて大股で歩いていたけど、目が合うとほんの少しだけ微笑んでくれた。
それだけで私は浮き足だって飛んでしまいそうになる。
「A待って……足早くない？」
そんな私を地面に縛り付けたのはキムジョンインだった。立ち止まってる私に追い付いたと思ったら、視線の先まで辿る。そしてチャニョル先生がいることに気づくと『さよーなら』と挨拶をしていた。
「さようなら。気を付けて帰れよ」
先生はキムジョンインにそう返して私を横切った。その間もしっかりと先生の目を追ったけど、微笑んでなかったし、目が合うこともなかった。
「A……なんで怒ってんの？」
「……怒ってないし」
「じゃあなんでふてくされてんの？」
「ふてくされてもないし！」
「だったらなんでいじけて」
「もう！いじけてもない！」
どこへ向かうかも分からない道すがら、しっかり隣に並んで顔を覗きこんで『なんで？』って聞いてくるキムジョンインを睨み付けた。
怒ってもふてくされてもいじけてもない。ものすごく後ろめたいし先生が私を見てくれなかったことが悲しくてしょうがないだけ。って、言えるわけもなく。
「……ていうかこれどこ行ってんの？」
「ん？ああ、ちょっと……ひとりじゃ入る勇気なくて」
「……だからどこ？」
キムジョンインとしっかり話したのは今日が初めてのような気がするけど、この男の回りくどさにイライラしてたまらない。言いたいことがあるのならはっきり言えって感じ。
「言ったら多分来てくれないから」
……なにそれ？
「私そんなに簡単に約束破るやつじゃないけど」
それにこれ、私の秘密を黙っててもらうための条件でしょ？自分にとってプラスになることがあるのなら最後までしっかり付き合うつもり。
「いやっ、そういうつもりじゃなくて」
「もういいよ、早く行こ」
なんでもいいから早く行って、早く帰って、うちで先生に事情を説明しないと！
キムジョンインは街の方へ向かい、洋服屋やカフェが立ち並ぶ路地に入るとある店の前で止まって『ここ』と指差した。
そこは女子向け過ぎるルームウェア専門店だった。中にはメンズの商品もあるけれど、カップルセットみたいな感じだし、確かに男一人じゃ勇気がいるかも。
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こむ(プロフ) - 雲丹さん» 雲丹さん〜〜！女の子にとっちゃ先生以外はどうでもいい男ですよwwwかわいいもすきも全部先生が言ってくれないと意味がないので……一途に盲目に恋してる(#^.^#) まあわたしは揺れるだけじゃ済まないです。笑 (2019年8月6日 12時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
雲丹(プロフ) - 安定の胸キュンかと思いきやどうでもいいクラスメイトに笑いましたwww主人公ちゃんつよいwwwwににたんに可愛いなんて言われたら心が揺らいでしまう…！！笑 (2019年8月1日 8時) (レス) id: 85bfe9e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - あまいくりーむさん» あまいくりーむさん！ラブをありがとうございます〜〜！お返事いらないですってお気遣いも、ありがとうございます〜〜！でも私もラブ伝えたいので勝手に返事します！いつも本当にありがとうございます(*^▽^*)大好きです〜〜〜！わーい！＼(^o^)／ (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺこペコpekoさん» ぺこぺこpekoさま、いつもありがとうございます(T＿T)なんと嬉しいお言葉……感無量です。こちらこそ素敵なコメントありがとうございます〜〜！こうしてご感想を頂けることが何よりも嬉しいです(*^▽^*)これからもお付き合い頂けたら幸せです(^^) (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - よーこさん» よーこさん(*^^*)涙が出るほどキュンしていただけましたか？よかった〜〜！最高だなんてありがとうございます〜〜！嬉しい！ (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年11月27日 13時
