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「それなに？」
先生は写真集を指差した。
「あ、これ写真集」
「それは見れば分かる。お前の？」
「違う。借りた。見る？」
「うん」
どうぞって写真集を渡すと、一ページ一ページしっかり見ながらお酒を飲む。お父さんが新聞を見ながら飲むのと同じような光景だけど、それにしたってかっこいい。
さっきまで誰と飲んでいたんだろう。そんなお洒落して、女の人とかいたのかな。もしかして女の人と二人きりだったりするのかな？学校では見せない笑顔で話してたりしてたのかな。そういえば先生、今日はユラちゃんに微笑んでたね。それも少しだけだけど私には分かったよ。
何だろう。ちょっと嫌だな。胸がチクチクする。
「チャニョルせんせ」
小さい声で呼ぶと、少し遅れて私を見た。
「好きだよ」
この世の誰よりも好き。
先生しか見えない。だから先生も、そうやって私だけ見ててほしい。
先生はただひたすら私を丸い目で見つめてきた。延々と注がれ続ける視線にだんだんと恥ずかしくなってきて顔を伏せる。先生の手元にある写真集は綺麗な夕陽のページが開かれていた。
沈黙が苦しくて、紛らすように写真集を手繰り寄せた。
「こ、これすごく綺麗だね……ていうか」
「A」
「はっ、あ、はい？」
先生は写真集を私から取り上げ、パタンと表紙を閉じる。
「お前はこの先色んなものを見たり聞いたり経験したり、色んな人と出会ったりするけど、20歳になるまでその気持ちをずっと持っておける？」
「……え？」
「どこに行っても誰と出会っても、ずっと俺を好きでいる自信ある？」
頬杖をつきダルそうに見える姿勢なのにも関わらず、先生の表情は真面目だった。今まで私がどれほど好きだと伝えても笑って『ハイハイ』って流していた先生が、初めて未来への不安を滲ませる言葉を吐いた。
「あるよ」
だから即答した。
「20歳になったら先生としたいこと、いつも考えてるよ」
ここまで言うつもりはなかったけど……。先生は笑顔になって『ん？』と首をかしげた。
「俺と何したいの？」
やっぱりな。"あるよ"よりも断然、こっちに食いついて来ちゃうよね。先生としたいことは無限にある。小さなことから大きなことまで。言えることや言えないことまで…
「えっと、お洒落なカフェにデートしたいとか、映画見に行って一緒のポップコーン食べたりとか、先生の運転でドライブしたいとか、お……お泊まりして夜中までDVD見たりとか、その〜…あっ」
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こむ(プロフ) - 雲丹さん» 雲丹さん〜〜！女の子にとっちゃ先生以外はどうでもいい男ですよwwwかわいいもすきも全部先生が言ってくれないと意味がないので……一途に盲目に恋してる(#^.^#) まあわたしは揺れるだけじゃ済まないです。笑 (2019年8月6日 12時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
雲丹(プロフ) - 安定の胸キュンかと思いきやどうでもいいクラスメイトに笑いましたwww主人公ちゃんつよいwwwwににたんに可愛いなんて言われたら心が揺らいでしまう…！！笑 (2019年8月1日 8時) (レス) id: 85bfe9e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - あまいくりーむさん» あまいくりーむさん！ラブをありがとうございます〜〜！お返事いらないですってお気遣いも、ありがとうございます〜〜！でも私もラブ伝えたいので勝手に返事します！いつも本当にありがとうございます(*^▽^*)大好きです〜〜〜！わーい！＼(^o^)／ (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺこペコpekoさん» ぺこぺこpekoさま、いつもありがとうございます(T＿T)なんと嬉しいお言葉……感無量です。こちらこそ素敵なコメントありがとうございます〜〜！こうしてご感想を頂けることが何よりも嬉しいです(*^▽^*)これからもお付き合い頂けたら幸せです(^^) (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - よーこさん» よーこさん(*^^*)涙が出るほどキュンしていただけましたか？よかった〜〜！最高だなんてありがとうございます〜〜！嬉しい！ (2019年5月25日 11時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年11月27日 13時
