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「もう済んだ話蒸し返すのも悪いけど、Aとなんかあったの？」
本当に聞く気あんのかなってお菓子食べながら聞いてるナミを見て思う。こいつはあっけらかんとして一緒にいて楽だけど、大体が適当だ。ベッキョンは服をクローゼットの中にしまってからベッドへぼふっと座った。
「なんかあったっつーか」
俺も踏み込んで聞けなかったことだから気になる。結構な意味深発言だったのにその後一切口を開かずじまいだったから実はモヤモヤしてたんだ。
「なんもない？」
「…は？それであんな風な態度取るわけないだろうが！」
「……え？何でナミがキレてんだよ」
「Aしゅんとして泣いてたけど？！」
「……俺には傷付く権利さえねーの？」
「そうは言ってない。態度の話！あれはAにはキツすぎるよ」
「たまには俺だって怒るってだけだろ！それもダメか？！」
「だからぁ、何で怒ったのか聞いてんの！」
「だーー！落ち着け落ち着け！」
なんでお前らが喧嘩すんだ？！間に座ってる俺の身にもなってくれ。ベッドに寝そべって背中を俺達に向け始めたベッキョンはどう見ても『拗ねて』いる。ナミと顔を見合わせたら、ナミが立ち上がってベッキョンの頭を肝っ玉母ちゃんよろしく思いっきりひっぱたいた。
「いって！」
そして頭をかかえて丸まる、やんちゃボウズ。
それでも背は向けたままだ。
「怒った理由言った？！」
「言ったし」
「分かるように言った？」
「……わかるだろ」
「ベク、自分で言ってたよね？あの子にはちゃんと言わなきゃダメだって」
「あんたが一番わかってんじゃないの？！」
もう随分前のことになるけど、そんなこと言ってたような気がする。Aちゃんはガッチガチの箱入り娘で経験値が低すぎるんだとその時察したんだ。
「…だからこそ全部言ったら気付くかもしんねーじゃん」
とかぼそぼそ言ってて、ナミが『なんて？！』ってなってたけど俺は何も言えずに心の中で言葉の意味を探していた。
「お前らAちゃんの執事知ってる？無駄に背の高いやたら無駄に認めたくねーけど美形のいつも黒服着てるやつ」
「僻みがすごい」
あ、それ前食堂で俺のこと睨んだ人？あの人を前にしたら全男ひれ伏すくらいの美形執事？文字にしたらヤバイな、漫画か？
「おれ、そいつキライ」
そしてぐちゃぐちゃの薄い布団を頭から被ったベッキョン。結局、テーブルマナー講習は真面目にやらず、パスタやハンバーグは普通に食べてしまった。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
