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相変わらず既読の文字だけがついた画面を見て項垂れる。今日、今から、同じ講義だよ。セフンに見送られながら大学へ入り、教室へ向かう。先に来ていたナミちゃんを見つけて隣に座ると『おはよー』って明るく笑ってくれた。
「おはよう！」
「昨日休んでたじゃん？大丈夫？」
「き…昨日は、ちょっと…」
「…どうした？」
「おはようございまーす」
次にヨシくんが来て、私と反対側のナミちゃんの隣に座ってナミちゃんを挟む。『目が痛くてさぁ』って眼鏡姿のヨシくんは、心なしかいつもより顔がむくんでいて寝不足かな？って勝手に想像した。
あとはベッキョンが来るだけ。ドキドキする。
入り口をずっと見つめていたら、授業が始まる１分前くらいになってようやくベッキョンが教室へ入ってきた。髪を整えながらキョロキョロして私たちを見つけて真っ直ぐに向かってくる。隣に座るかなって荷物を膝の上に乗っけたけど、ベッキョンは一列前に行ってしかもヨシくんの前に座った。それは私から一番遠い席。しかもおはようの挨拶もなく『ねみー』ってそれだけ言って机に突っ伏した。
この違和感は私だけじゃないみたいで、ナミちゃんたちもベッキョンを無言で見て、次に私を見た。その目は『どうしたの？』って聞いてきてたからとりあえず首を横に振って笑ってみたけど正直気が気じゃなかった。
授業が終わるまでいつもみたいなおふざけもなく、ただ静かに時間が進む。テスト前の大事な講義だったからそれでよかったかもしれないけど、ずーっと不安しか感じなくて結局全然集中出来なかった。そしてベッキョンは講義が終わるとすぐに荷物をまとめて立ち上がった。もう行っちゃうの？
「ベク、どうした？」
「…ん？バイト行く」
「あ、そう」
「じゃあなー」
ナミちゃんの問いかけにも素っ気なく返して帰ろうとするから前を通りかかった時に勇気を出して手を掴んで引き止めた。
「ベッキョン…」
「なに？ごめん、急ぐ」
言葉の冷たさとは裏腹に優しい手つきで手を剥がされて、ついに教室から出ていってしまった。背中が見えなくなって胸が苦しくて下を向く。だってもう、次会うのはお食事会だよ。それまでこのまま？話もできない？
「うわっそれ、ベクのじゃない？」
ナミちゃんの慌てた声が聞こえて振り向くと、前の席を指差していてそこにはスマホが机の下の簡易的な荷物置きに忘れてあった。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
