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初めてセフンに呼び捨てされてタメ口聞かれて、びっくりしすぎて上手く喋れなかったような…って、今じゃ慣れたものだし注意すらしてないなぁと一人でこっそり笑うとセフンが首をかしげた。
「何か面白いことでも？」
「ん…？あ、初めて居酒屋に行ったときのこと思い出して」
「あぁ…何でまた」
「こうやって小さなテーブルに向き合って座って、セフンが頬杖ついてたの見てたらふっと思い出したの」
懐かしいなって微笑んだらセフンも笑った。セフンの態度や言葉に戸惑ったりむずむずしたりドキドキしたり泣かされたこともあったけど、まさかこんな関係になってるとはあのときは思いもしなかった。いつまでも真面目で細かくて厳しいだけの執事見習いだって思ってた。
カップを揺らして中を見てたらセフンが足を組み替えたのが目の端に映って視線をあげる。
「あの時、かわいいなって思いながらずっと見てた」
ぽんっと一気に花が咲いた気がするのは、気のせいで間違いない。もし気のせいじゃなかったら必死に摘むべきだ。
「も、もういいってそういうの…」
「その調子で他にも思い出して」
「……他？」
「あるでしょ、忘れてること」
セフンはそう言って飲み終わったものを全てまとめてトレイに乗せ、椅子から立ち上がった。表情は瞬時に仕事モードへと切り替わる。
「片付けてきますので、もうお布団に入ってください」
「…えっ！今日一人で寝なきゃダメ？」
「……俺が戻ってくるまで寝ずに待っててください」
そして背を向け颯爽と部屋から出ていった。言われた通りセフンが戻ってくるのをお布団を被って待ってたら、私を見るなり吹き出して『自立する気ありますか？』っておでこをぺちんって優しく叩いた。
私を軽くでも叩くなんて執事としてあるまじき規則違反だけど、今は笑って許せるし一人になったらぐるぐる考えて落ち込んじゃうからセフンのいつものちょっとした意地悪に救われた。ベッキョンから返事が来ないことの寂しさも、セフンが埋めてくれた。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
