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自ずと引き寄せられる唇に溺れながら、たまに聞こえる誰かの話し声とかすぐそばでスリッパを引き摺ってる音等に自分がいる環境がいかに危なっかしいかを感じて恥ずかしくなる。だからやっぱりやめよう、はもう今のベッキョンには通用しない。
一旦唇から離れたら、次は頬っぺたや輪郭、首筋に寄せてくる。静かにしないといけないのに、たまにちゅってわざと音を立てるから『しぃー！』って人差し指を立てるけど、へらって悪いことを企んでる笑顔を返してきて同じことを繰り返す。
「Aちゃん」
「ん？」
「同じところに重ねるか、別の場所につけるか」
「……うん？」
「どっちがいい？」
何の話、って言う前にベッキョンが自らの首筋を指差す。それでわかってしまうなんて私もすっかり慣れてしまったのかな。でもそれ、どう答えるのが正解か分からない。ただ、どこでもいいわけじゃないということは伝えなければ。また意外な場所で見られちゃったら少し困る…。
「あの…見えないところにして…ほしい」
「……え〜。それじゃ意味ないんだけど」
「えっ？そうなの？」
「ん〜…まあ…、いいや。じゃあ見えないとこってどこ？」
私よりもそういうことは分かってる人なのに、無知なふりをしてるのかあどけない表情で首をこてんと倒した。そう聞かれたらどこ、って言えないけどとりあえず普段は服で隠れている所で、セフンに見つからない所。
んー…っと、自分の体をじろじろ見てたらベッキョンがくすくす笑い出した。体が一緒に小刻みに揺れて、つられて笑う。
「えぇ…？なに？」
「んーん…なんでもないよ」
「どこがいいかわかんない」
「なら俺が決めていい？」
「あ、うん」
「ここ」
指先で控えめにつついた先は、胸元だった。
「ここがいい」
さっきまであどけなかった表情が一瞬でがらっと変わった。胸元は確かに普段は見えないところだから条件としてはクリアだけど、その過程を考えたら恥ずかしくて首を縦には振れなかった。そしたら『なんで？』って低い声で囁く。
「Aちゃんはなにもしないでいいよ」
「……」
「おれが全部やるから」
首まで詰まったデザインのワンピースはフロントにボタンがついていて、脱いだり着るときにしか開閉しないものを、ベッキョンが一番上から外していく。鎖骨が見えたところで慌てて手で隠すと、とろんとした垂れ目が見上げてくる。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
