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「ベッキョンがくれたその服が、クラブに行ってて女に絡まれてる時に着てた服ってことよりも、まず、俺がクラブに行ってることの方が嫌って思ったってこと？」
今度は私がポカンとした。
そっか、私、論点がずれてる。
持ってた服をさらにぎゅっと握りしめた。
これじゃ、
「妬いた？」
そう言われてもしょうがない。
違うとも、そうだとも言わずただひたすら口を結んで、Tシャツで顔を隠した。気まずい、どうしよう、体を襲う焦燥感がすごい。こんなに黙っちゃったら今さら違うって言ったって説得力はない、けど。
「行って欲しくない？」
頷く他ない。だって行って欲しくないのは紛れもない事実だもん。
「じゃあ、行かないでって目を見てお願いしてみてよ」
「そしたら行かないから」
顔を覆っていた手を剥がされて、ぱさっとTシャツが落ちた。またそうやって意地悪言って私を追い詰めて楽しんでるんだ。言ってほしいのなら絶対言わないし、勝手に行けばいいじゃん。だってわたし関係ないし、セフンの言う通り休みの日に何しようが勝手。お姉さんたちに囲まれて、ちやほやされればいいよ。
手を掴む力が少しだけ強くなって、顔をゆっくりあげた。真っ赤な顔した私を見て馬鹿にして笑うんでしょって、どうせ意地悪な顔してるんだって睨み付けてやる気満々だったのに。
セフンの表情はそのどれでもなかった。
「……行かないでほしい」
「……」
「こ、これは、…命令…です」
だから自然と口から本音が出て、慌てて命令へと変えた。
セフンは笑いながらこめかみを人差し指で掻いた。
「……まぁ、命令ならしょうがない」
「しっ、仕方なくない！有無を言わさず守るの！」
「はいはい」
「はい、は１回」
「……はい。だったら俺のお願いも聞いてほしいんですけど」
「…いやだ、私、セフンに命令される立場じゃないもん」
「命令きけって言ってないじゃん。お願い、だよ。頼み」
「……ものによる」
ベッキョンと別れろとか、そういうのは絶対聞かない。セフンのことだから無理難題を押し付けてくるんじゃないかと予防線をしっかり張っておいた。セフンは下を向いてちょっと笑ってる。なんで？私何もおかしいこと言ってない。はず。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
