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飯食う？って言ってくれて、時計を見たらあっという間に夕食時を迎えていた。色々な感情で頭も胸もいっぱいで、空腹なんか全然気にならなかったけど、何食べたい？って聞かれたらすぐにあるものが思い浮かんだ。
「前食べたラーメンがいい！」
「前…？え、あんなの？」
「あんなのじゃない。美味しいやつ」
「意外と庶民舌してんなぁ〜」
「だめ？ない？」
「しゃーない。作ってやるからおじょーさまは待ってて」
「なにか手伝うよ！」
「遠慮しておきまーす」
「えぇ〜…」
そして作ってくれたベッキョン特製のラーメンは、赤くてぐつぐつしていた。上に乗ったチーズが、麺を持ち上げるととろりと伸びる。食べたことなかったけど、すごく美味しい。ベッキョンが作ってくれて一緒に笑いながら食べるから殊更だ。
「そういや何時まで居られるの？」
「21時まで…」
「うわ、早っ。もうすぐじゃん」
「うん…。あ、わたし食器洗うね」
「えっ…いい。大丈夫」
「洗うくらい出来るから」
「………ほんとに〜？信じていい？」
「信じて！」
食べ終わった食器をシンクに置いて、水で粗方汚れを流そうと思って水を出すと、勝手が違って勢い良く出てくる水は食器に当たって跳ね返り私のお腹をびしゃびしゃに濡らした。
「………」
ちらってベッキョンを盗み見たら「あー…」って顔してて。目が合ったら堪えきれないというように笑いだした。恥ずかしいやら情けないやら自分がおかしいやらで私も笑いが止まらなくなって、なんか分かんないけど、楽しくて泣きそうになった。
「着替え用意しとくから、とりあえず洗ってもらっていい？」
「うん…ごめん」
一回濡れてしまったなら気を張ったところでもう遅いと、早々に諦めた私は、たった二人分の食器とコップを洗うだけで洋服をこれでもかと水浸しにしてしまった。
はい、って渡されたのはTシャツとスウェットパンツ。
「着てこーい」
「あ、ありがとう…」
「そのびっしゃびしゃのやつは…とりあえず干すか」
「ごめんね、本当に何もできなくて」
「ううん。知ってたし？」
「……家帰って洗い物する」
「いいね〜その向上心。俺のため？」
「うん」
「そっかそっか〜俺のためか〜気分いいな〜」
洗面所まで肩を押されていく。パタンと閉まったドアを確認して服を着替えた。Tシャツもスウェットパンツもすごく大きくて、体格の差を改めて感じた。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
