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大学へ行くため玄関で靴を履いていたら、珍しくお父さんの秘書が私のもとに直々にやって来て３通の封筒をセフンに差し出した。セフンはそれを確認し、スーツの内ポケットへと仕舞う。その流れを見て「なにそれ？」って聞くと秘書が微笑みながら答えてくれた。
「Aお嬢様のご友人に向けた招待状です」
「招待状…？」
「お食事会の、です」
「お食事か…え、あれの？本当にするの？」
「ええ。ご友人方には申し訳ないですが、こちらの都合で日時を決めさせていただきました」
「勝手…私も知らなかった」
「お嬢様のご予定に支障は来さないよう調整いたしておりますので」
いや、そういう問題じゃなくて。この決定事項は大きな事件がない限り覆ることはない。軽く言ったやつ、本当に覚えていて実行するんだ。お父さんは勝手だよ、まったく。
３人、どういう顔をするかな。ベッキョン、どう思うかな。
・
教室に入ると先に教授が来ていて、教卓で今日提出のプリントを集めていた。慌ててバッグの中を漁ってプリントを出す。教授はにこっと微笑んで私の手から受け取った。
「Aちゃーん」
先に席についていたベッキョンに呼ばれて駆けのぼる。隣に腰を下ろすと意味ありげに微笑みながら私を見つめてくる。
「おはよう。どうかした？」
「ん〜？」
そして、手を伸ばしてきて暖簾をくぐるみたいに髪を持ち上げた。顔を傾けて首筋を見て、パッと髪を下ろす。ふわっと甘い香りが自分の髪から香った。
「…気づいた？」
「ん？何に？」
「ここ」
自分の首筋をとんとんと指差して、歯を見せて笑う。期待に満ちた笑顔は可愛いけれども意図がわからなくて曖昧に笑い返した。
「ちょっとつけてみた」
「…何を？」
「気付いてない？あれ？おかしーな…」
風呂入ったくらいで気づくと思ったんだけどなって呟いて、もう一回髪を持ち上げた。そう言えば、その場所には赤い斑点のようなものがついてたはず。３日ほど隠した方がいいって言われたやつ、なんでベッキョンが知ってるんだろう。
「あっ…」
「ん？」
「もしかしてこれ、何か知ってる？」
昨日からついてたっぽいし、ベッキョンが何か知ってるのかもしれない。ちょっと擦る仕草をしながらそう聞くと、目を丸くして笑いだした。
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こむ(プロフ) - こたろさん» それでも世界で一番小さな戦争は起きるかもしれませんよ………（うまいこと言ったと思ってる顔）コメントありがとうございます〜(*^.^*) (2018年10月21日 23時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こたろ - 一妻多夫制にすれば全てが解決… (2018年10月16日 23時) (レス) id: 864f9ce26b (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - yさん» ゴール予想！！！(笑)鋭い推理にわたくし赤面しております…が、はいともいいえとも言わないでおきます(=∵=)お、怒らないで〜！！笑 セフンと（ベク）のお話です！！笑 yさまに愛想つかされないように頑張ります！！！（毎度熱いコメントくださるyさま好きすぎますw） (2018年10月14日 10時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
y(プロフ) - ゴール予想 主人公を考えると(本人はまだ気づいていないが)絶対セフンで小説展開的には絶対ベッキョン などという読ませない感じですね…なるほど……これって"セフンとの"お話ですよね？そうですよね？(疑問形での念押し)(圧)(私利私欲)(こむさん好きです！！！) (2018年10月7日 19時) (レス) id: 5337d93f99 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» え〜〜！？だれが！？わたしですか？！？！？！？！？！(笑) (2018年10月6日 13時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年9月4日 15時
