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「南の島ぁ？」
「う、うん…明日から１週間…」
ベッキョンは南の島よりも１週間という言葉に反応して「うがぁ〜いっしゅうかぁあん〜」と何とも言えない声をあげた。
明日から南の島へ社員旅行。行かないという選択肢は？と一応聞いてみたら、私みたいな娘を一人で残しておけないということだった。
それに使用人たちも皆南の島へ行くから、私が残ると必然的に留守番で仕事をしなくてはならなくなって、休めない人が出てくるのだとセフンに言われた。それはだめだ。
「いいなぁ〜私も南の島でバカンスしたい」
ナミちゃんが私の髪の毛を指先で遊びながら言う。ヨシくんもうんうんと同意していた。
「俺もいきたい。一人くらい増えてもわかんねーだろ？」
ベッキョンはこうやって甘えてくるけれど、私にそれを許可する権限がない。聞いてみようと思っても、何故ベッキョンが来るのかっていう理由を事細かに聞かれそうだからちょっと行動に移しにくい。ただの友達じゃないでしょ？って言われて、関係がばれたら…ああ、いやだ。
「お土産たくさん買ってくるね」
「いやお土産とかいらないから連れてけ」
「ちょっとベク、しつこい」
「ナミに言ってないんですけど」
「ごめんね、でも１週間だから…」
「……俺に会えなくて寂しくならない？」
「…なる、かも」
「今の言わせられたよね〜？」
「だーかーら、ナミお前、邪魔」
「ベッキョン、ダメだよ邪魔とか言ったら」
「……すんません」
１週間、大学を休まないといけないのは私も寂しい。せっかく毎日楽しくて明るいのになぁ。だけど１週間だ。あっという間なはず。講義で配られるレジュメとか取っておくよって言ってくれたからありがたくお願いした。
授業が終わって帰る前に、ベッキョンが耳元でちょっと来てって腕を引っ張った。大学は人が多いから何処へ行っても二人きりにはなれない。それなのに連れていかれた教室には誰一人として居なかった。
「この棟、サークルで使ってる奴らがいるんだけどさ。日中はほとんど使ってないらしい」
「へぇ…」
「てことではい、１週間分」
「ん？」
教室に入ってすぐしゃがみこむベッキョンに手を引っ張られて同じようにしゃがむと、ぐっと引き寄せられて唇が触れる。どんどん押されて尻餅をついても離れず、私の体を覆うようにして床に手をついた。
「っ、は」
勝手に息に混ざって声も漏れたら、目を開いたベッキョンがやっと離れて舌なめずりをした。
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こむ(プロフ) - ぺとみさん» なんだって…？！書いている身としてすごく嬉しいお言葉をありがとうございます。いいんですか？私の好きにしちゃっても！なんでもいただいてくれるのなら、心置きなくやらせていただきます！笑 不味かったときは何も言わず笑っていてください(* ^ー゜)笑 (2018年7月30日 0時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» すみません嬉しさのあまり本音が；ω；でも催促してるわけでも急かしてるわけでもすみませんなんて言わせるつもりもないんです〜；ω；ぺとみさまの気が向いた時にいただけるのが一番嬉しいです。私の言葉はあまり気にしないでくださいね；ω；ありがとうございます！ (2018年7月30日 0時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさま〜！こんな嬉しいことを伝えてくださって、本当にありがとうございます(*ToT)心の底から嬉しいです。なので、遠慮はお捨てになって！くだ！さい！控えないでください！(笑)いつでも待ってます^^占領できてます！？よかったねセフン！ベクの追従を許すな〜！ (2018年7月29日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 親指動かすのにドキドキします…！！この3人を好きに料理しちゃってください！（笑）どんな料理でも美味しくいただく気満々です(^-^)v爆笑 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 待ってた〜！！なんて嬉しいお言葉…(;o;)いつもしよう！とは思うんですけどなんかすごく考えちゃって投稿のボタン押せずに今日に至ります…すみません…(;o;)でもいつもさくさく進むんだけど、単語の一つ一つが面白いくらい主人公の感情に繋がってて (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年7月9日 19時
