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真っ暗で静かな部屋。
誰の気配もない。
どんどん恐怖心が襲ってきて、目が冴える。寝てしまえば一緒なのに、寝るまで明かりがないと不安になる。ガタッっていう遠くで聞こえる音にも大きく反応してしまう。
怖い。不安。
部屋を出てセフンを探しにいこう。
まだ近くにいるかもしれない。
ベッドから下りて、暗闇の中を一歩一歩確かめながら歩く。広い部屋がとても憎い。掴むものもなくて目も未だに慣れないし、何かに躓いて転けてしまった。
「うっ…」
痛い。
「セフン……」
その場で膝を抱え、頭を伏せた。
こういう時セフンがパッと登場して落ち着かせてくれたらいいのに。こんなことするくらい怒ってるなら怒ってるってはっきり言えばいいじゃん。
でもどうでもいいし、興味ないんだもんね。
だったら私が"怖い"って呼んでも来るはずもないよね。
・
ピピ、っていう短い電子音が聞こえて使用人に見せると、眉を下げて笑った。
「よかった。そんなに酷くはないみたいですね」
「……ほんと？」
「今日１日安静にしていてください。一時間ごとに様子を伺いに上がりますね」
「ありがとう…」
「それにしても。何故床でお休みになられたのですか？」
「気付いたら床で寝てたの」
「お嬢様らしくない。お気をつけくださいね？」
果物をカットして、側のテーブルに置いて部屋を出ていく。明るいけど静かな部屋。目が覚めると体の節々が痛くてすぐに薬を飲んだ。
あの後動けなくて、気付いたら床で寝てしまっていた。滅多にベッド以外で寝ることもないからすぐに体調を崩してしまった軟弱な体。
そしてセフンは、今日休みらしい。
なんというタイミングの良さだろう。
何だかよく分からない涙がじわっと溢れ、横を向いたら一直線に落ちていった。
・
・
うっすら何かが鳴っていて、それが電話の着信音だって気付いて起きたら音が切れた。
またいつの間にか寝てしまってたらしい。窓から射し込んでいた陽もとっくに落ち、誰かがつけていてくれたオレンジ色のランプだけの部屋。もうすっかり夜だった。
着信履歴から電話の相手を確認して発信すれば、ワンコールも鳴り止まないうちに声が聞こえた。
『もーしもし』
「ベッキョン？」
『そーだよ。今バイト終わったとこ』
「お疲れ様」
『ありがと…どうした？元気ない』
え、なんでわかるの？何も言ってないのに。
『風邪でも引いた？』
なんでわかるの〜？！すごい！
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こむ(プロフ) - ぺとみさん» なんだって…？！書いている身としてすごく嬉しいお言葉をありがとうございます。いいんですか？私の好きにしちゃっても！なんでもいただいてくれるのなら、心置きなくやらせていただきます！笑 不味かったときは何も言わず笑っていてください(* ^ー゜)笑 (2018年7月30日 0時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» すみません嬉しさのあまり本音が；ω；でも催促してるわけでも急かしてるわけでもすみませんなんて言わせるつもりもないんです〜；ω；ぺとみさまの気が向いた時にいただけるのが一番嬉しいです。私の言葉はあまり気にしないでくださいね；ω；ありがとうございます！ (2018年7月30日 0時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさま〜！こんな嬉しいことを伝えてくださって、本当にありがとうございます(*ToT)心の底から嬉しいです。なので、遠慮はお捨てになって！くだ！さい！控えないでください！(笑)いつでも待ってます^^占領できてます！？よかったねセフン！ベクの追従を許すな〜！ (2018年7月29日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 親指動かすのにドキドキします…！！この3人を好きに料理しちゃってください！（笑）どんな料理でも美味しくいただく気満々です(^-^)v爆笑 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 待ってた〜！！なんて嬉しいお言葉…(;o;)いつもしよう！とは思うんですけどなんかすごく考えちゃって投稿のボタン押せずに今日に至ります…すみません…(;o;)でもいつもさくさく進むんだけど、単語の一つ一つが面白いくらい主人公の感情に繋がってて (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年7月9日 19時
