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オープニングだけ見て本編と呼べる部分はほとんど見ていない。笑い声を聞いてはいるけど見ているものはお互いの顔。私は見上げていて、見下ろされてる。さっきと同じ状況だ。
「ねぇ、昨日のなに？」
「…あ！うそだよ」
「知ってるけど」
「すき、ベッキョン」
「それも知ってる」
至近距離で微笑み、唇を下から掬われた。
床は柔らかくないしちょっと冷たい。
「ベッド上がる？」
背中と床の間に腕を差し込んで思いっきり引き寄せてくれたから、ぐっと体が近づく。
「でもそろそろ一時間か」
「え…」
「最後はAちゃんからしてみ」
ん、って薄く目を閉じて口を出してくる。
私から！？出来ないよ！でももうお別れだし最後にもう一度だけ。恐る恐る近づいていったら肩を抱き寄せられて唇もくっついた。
「お、じょ、う、さ、ま？」
声の後で玄関が閉まる音がした。
「あんたもいい加減にしろ」
自分達の意思ではなく、第三者の力によって体が離れていった。
「手出すなって言ったよね。聞いてた？」
「出すかもって言ったし」
「あー…失敗した。馬鹿には分かんないのか」
「は？つーかお前…お嬢様の前でその言葉遣いどうにかなんねーのかよ」
「……お嬢様、お時間です。もう何があったって聞き入れません。帰ります」
「おい引っ張んなって。大体触っていいんですか？え？」
セフンに引っ張られ立ち上がろうとすると反対側の手をベッキョンに捕まれ、両側から引っ張られる。一体これはどういう状況？ってまだぼーっとする頭で考える。
「…一時間猶予を与えました。それで合意したはずですよね」
「合意したっけ」
「それにこちらの条件を破っていますよね」
「承諾した覚えもねーな」
「ちょ、ちょっと待ってください」
言い合いをしている二人の間に、すでに入っているけど口も挟む。
「か、帰りますから…」
お願いだから両側から引っ張らないでほしい。
するとベッキョンの方が力を抜いて、セフンの方へ少しよろけた。体勢を整えるとセフンはそれを確認して玄関の方へ長い足で進んでいく。
一時間って早い。あっという間だった。ベッキョンを振り返ると困ったように笑って、手を振ってくれた。
「おやすみ、Aちゃん」
また会えるって分かってても、別れは名残惜しい。
「…急にお邪魔しました。またね、おやすみ」
諦め悪く長々と振り返していたら、その腕を背後から引っ張られてガチャンと目の前で玄関が閉まった。
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こむ(プロフ) - ぺとみさん» なんだって…？！書いている身としてすごく嬉しいお言葉をありがとうございます。いいんですか？私の好きにしちゃっても！なんでもいただいてくれるのなら、心置きなくやらせていただきます！笑 不味かったときは何も言わず笑っていてください(* ^ー゜)笑 (2018年7月30日 0時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» すみません嬉しさのあまり本音が；ω；でも催促してるわけでも急かしてるわけでもすみませんなんて言わせるつもりもないんです〜；ω；ぺとみさまの気が向いた時にいただけるのが一番嬉しいです。私の言葉はあまり気にしないでくださいね；ω；ありがとうございます！ (2018年7月30日 0時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさま〜！こんな嬉しいことを伝えてくださって、本当にありがとうございます(*ToT)心の底から嬉しいです。なので、遠慮はお捨てになって！くだ！さい！控えないでください！(笑)いつでも待ってます^^占領できてます！？よかったねセフン！ベクの追従を許すな〜！ (2018年7月29日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 親指動かすのにドキドキします…！！この3人を好きに料理しちゃってください！（笑）どんな料理でも美味しくいただく気満々です(^-^)v爆笑 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 待ってた〜！！なんて嬉しいお言葉…(;o;)いつもしよう！とは思うんですけどなんかすごく考えちゃって投稿のボタン押せずに今日に至ります…すみません…(;o;)でもいつもさくさく進むんだけど、単語の一つ一つが面白いくらい主人公の感情に繋がってて (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年7月9日 19時
