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「わざわざこんな店に来てくれて悪いねぇ」
そう言って目尻に皺を寄せるおばちゃんが、テーブルの上にお水を出してくれた。クーラーじゃなくて扇風機がテーブルの近くに置いてあって、定期的に私の髪の毛がふわっと舞う。
「それにしても品の良い人たちだ」
「えっ、…いいえ、そんな」
「お洒落な飲み物なんかないよ。瓶ビールでいいかい？」
「あ……いい？セフン…」
「はい、それを一本いただけますか」
「セフンは？」
「俺飲んだら帰れないよ。どうぞ」
「……」
私だけ飲んで良いのだろうか？
と、はじめはちょっと申し訳なく思ったくせにしっかり飲んでしまう自己中な私はすでに２本目を開けてしまった。
「おいしい〜！」
だって、ご飯がおいしいんだ。お洒落で写真映えする料理ももちろんいいんだけど、私はこの家庭料理的なものが大好きだ。セフンに初めて連れていってもらった居酒屋が未だに忘れられない。
「おいしいです！」
「そんなに褒めてくれると何でも食べさせてあげたくなるねぇ」
何故か、お店のおばちゃんは私たちと同じテーブルに座って一緒にビール飲んでるけど、こういうお店だったら普通の光景なのかな？セフンはたまにおばちゃんを意味ありげにじっと見てるけど、何も言わないしそうなのかも。
「あら、ビールもう一本持ってこようか？」
「…あ、はい……」
「もうダメです。結構です」
「遠慮しなくていいって、おばちゃんのサービスだよ」
そう言って冷蔵庫に取りにいくおばちゃんを目で見送って私を見た。その視線は穏やかではない。
「もう最後だから」
「……」
「…いや、その…その目やめて」
「……」
「……」
おまたせ〜っていう呑気でご機嫌な声と共に戻ってきたおばちゃんは、私に瓶を渡して自分のものとコツンと合わせる。
お喋り好きなおばちゃんに合わせてたらあっという間に無くなって、セフンは容赦なくお会計を進めた。名残惜しくて椅子から立ち上がらないでいたら腕を引っ張り上げられた。
「また来てねぇ〜」
「もちろんです、ごちそうさまでした」
お店の入り口から手を振って見送ってくれるおばちゃんに大きく手を振り返してたらまた引っ張られて連れていかれる。ただでさえ足が長くて歩幅の大きいセフンが早歩きをするから、それに合わせて歩くのは走るに近かった。
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こむ(プロフ) - ぺとみさん» なんだって…？！書いている身としてすごく嬉しいお言葉をありがとうございます。いいんですか？私の好きにしちゃっても！なんでもいただいてくれるのなら、心置きなくやらせていただきます！笑 不味かったときは何も言わず笑っていてください(* ^ー゜)笑 (2018年7月30日 0時) (
レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ぺとみさん» すみません嬉しさのあまり本音が；ω；でも催促してるわけでも急かしてるわけでもすみませんなんて言わせるつもりもないんです〜；ω；ぺとみさまの気が向いた時にいただけるのが一番嬉しいです。私の言葉はあまり気にしないでくださいね；ω；ありがとうございます！ (2018年7月30日 0時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - ジュンミさん» ジュンミさま〜！こんな嬉しいことを伝えてくださって、本当にありがとうございます(*ToT)心の底から嬉しいです。なので、遠慮はお捨てになって！くだ！さい！控えないでください！(笑)いつでも待ってます^^占領できてます！？よかったねセフン！ベクの追従を許すな〜！ (2018年7月29日 22時) (レス) id: 8ae68e1cd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 親指動かすのにドキドキします…！！この3人を好きに料理しちゃってください！（笑）どんな料理でも美味しくいただく気満々です(^-^)v爆笑 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 待ってた〜！！なんて嬉しいお言葉…(;o;)いつもしよう！とは思うんですけどなんかすごく考えちゃって投稿のボタン押せずに今日に至ります…すみません…(;o;)でもいつもさくさく進むんだけど、単語の一つ一つが面白いくらい主人公の感情に繋がってて (2018年7月29日 22時) (レス) id: 39faf143c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむ
| 作成日時：2018年7月9日 19時
