エ イ ジ 系 彼 氏 の 日 常 ３

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ペアルックしたい！とか

最初から思ってたのに、いざ着るとなると

このふわふわは恥ずかしいな。








なんて少し戸惑いながら、

うさ耳のパジャマに着替えると







えいちゃんは自分のが可愛いくせに








「あー可愛いかも」







とか言って、ニタニタしてくる。








「来て、ここ」








って、自分の膝をトントンしたから

私はえいちゃんの膝にちょこんと座ると








「はいチーズ」







って、撮影会が始まった。








自分からカメラ起動させてるし

しかも何枚も違う角度から撮ってくれるし







こういうの実はめちゃくちゃ好きでしょ

って、問いただしたくなるぐらいのテンションだ。








しかも、とにかく、本当に

犬の真似をするあざといポーズが

あまりにも可愛いすぎるから








なんか負けた感あって悔しい。








「りっくんに送る？」


「…いいの？」


「いいよ」









って、スマホをいじる

子犬な横顔に見惚れていると、







しばらくして








「送った」








って、こっちを向いてから

そのままじーっと見つめてくる。







それで、驚くことに

そのまま顔が近づいてくるから







「………………っ」








キスされるのかと思って

思わず目をつぶった。







「ふふっ 笑」







すると、何故か笑い声が聞こえてきて







ゆっくり目を開けると

普通に笑ってるえいちゃんがいる。








「後でね、笑」








そして、

そうやって意地悪っぽく笑ってから








「Aだけその格好のままで寝よっか」








って、うさ耳を触ってくるから







「なんでも聞くって言ったよね？」


「……はい」








もう従うしかないと、真っ赤な顔で俯いた。









やっぱりえいちゃんは

子犬ではなく狼かもしれない。

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