エ イ ジ 系 彼 氏 の 日 常

# やること予測不能系彼氏 ページ10

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朝。








せっかくの日曜なのに、

寝返りをうってもやっぱり居ない。








いつもなら、寝顔が見れる幸せな時間なのにな。








「……」








＿えいちゃんと喧嘩した。








「はぁ…」








一人で歯磨きして

一人で朝ごはん食べて







こんなの全然日曜日じゃないじゃん。







週末のために仕事頑張ったっていうのに

私、何やってんだろ。







正直、後悔してないわけがなかった。







今にでもえいちゃんに会いたくて

ごめんねって言いたくて

とにかく声が聞きたくて








通話のボタンを押そうとするけど

直前になって手が止まる。







昨日、色んなことを言っちゃった分

今さらどう言えばいいのか分からないのだ。








「嫌われたかな…」







本当に情けなくって、泣きそうになる。







そうやって、携帯を机に置いた時。








ﾁﾛﾘﾝ〜♪








着信音が鳴って驚いた。








画面を見ると《みっくん》って表示されてて

気づけば抑えていた涙がポトポトと落ちていく。







きっと安心したんだろう。







そのまま泣きながら、電話をとった。









「……もしもし…」








だいぶ前にえいちゃんと喧嘩した時も

確かみっくんが話し相手になってくれたっけ。








「…………みっくん、私、」








いつもはふわふわしてるみっくんだけど

実は心強いのだ。







「私、ほんと最悪で……」







だから、余計に涙と言葉が止まらなくなって







結局、自分が昨日ダメだったところを

全部話してしまっていた。

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