90.思いと願い ページ40
和「はぁ・・・・、記憶が戻っても鈍感は変わらないですね。」
「？・・・！///////」
和くんが私の腕を引っ張ったと思ったら、突然ふさがれた唇。
ゆったりと、何度も角度をかえながらどんどん深くなっていく・・・。
「かず・・・・く・・・・//////」
和「・・・・・・・好きですよ。」
「・・・え？」
和「Aのことが好きだから、あの二人に嫉妬したんです。」
こつんとおでこをくっつけて、私を見つめるきれいな瞳。
え・・・・？
今の言葉は・・・・・
「本当ですか・・？」
和「ウソで言ってるように見えます？」
まっすぐに私を見つめる和くんは、どう見てもからかってこんなことを言ってるようには見えない。
「・・・」
首を横にふると、涙がポロポロとこぼれる。
和「え、なんで泣くんですか・・・・。」
少し焦りながら、顔を覗き込む。
違うんです和くん。
これは悲しいから出る涙じゃなくて・・・・
「うれしいからです・・・。」
和「え？」
だって・・・こんなに素敵なことはありますか・・・・？
「私も・・・・和くんが好きなんです・・・・。」
好きな人に・・・好きって言ってもらえることが、こんなにもうれしいことなんて・・・・私は知らなかった。
和「・・・・すっげぇうれしい。」
ギュッと抱きしめてくれる・・・。
「私もです。」
抱きしめられている暖かさが心地よくて・・・・また涙がこぼれた。
「ふふ、私泣きすぎですね。」
和「そうね〜。Aは笑顔の方がかわいいですよ？」
「ふふ、ありがとうございます。和くんも・・・・・・すごくカッコいいですよ。」
いつも私を助けてくれた、守ってくれた・・・大好きな、私の王子様・・・。
和「あ、そうだ。A、はいこれ。」
「あ。」
和くんが渡してくれたのは、いつかプレゼントしてくれたキーホルダー。
キラキラひかる星の石と、和くんのイニシャルであるKの文字を見つめながら、また一つ笑みをこぼす。
「願い・・・叶いました。」
和「ん？」
この星の石に願ったのは・・・・
「大好きです！和くん。」
あなたへこの思いを伝えるための勇気・・・。
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なつみ(プロフ) - 私、この話をはじめて読んだときから今まで、ずっと忘れられなかったんです！すごくこの話が大好きです！私の作品も大空と星空さんとは比べ物にならないくらい下手ですが、読んでみてください！ (2015年1月23日 20時) (
レス) id: 066e4289d9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉love(プロフ) - はつこめです！感動しました(Ｔ＿Ｔ) できれば続編が見たいです！ (2014年12月30日 22時) (レス) id: 9c72a8bee6 (このIDを非表示/違反報告)
翔花 - 舞賀家の話しを読みたいですっ！よろしくお願いします！ (2014年12月30日 9時) (レス) id: ad1d79a261 (このIDを非表示/違反報告)
小桜セイラ(プロフ) - �△痢悗�れいな桜の木の下で』が気になります☆彡『きれいな桜の木の下で』に一票お願いします！ (2014年12月25日 20時) (レス) id: eeb5fad36d (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 舞賀家物語が読んでみたいと思いました!! (2014年12月24日 18時) (レス) id: 586a521adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大空と星空 | 作成日時：2014年8月22日 16時
