76.あの日の出来事(2) ページ26
「・・・・それからは言い争いは聞かなくなりましたが？」
博「あの頑固じじぃに何を言っても無駄だと思ったからな。それよりも、もっと確実な方法で遺産を手に入れる方法を見つけたからだ。」
「・・・・・・・・・・・お金のため・・・・。」
正「そんなこといてるあなただって、お金に目がくらんでいるから財閥を継いだんでしょう？」
「違う。私は城ケ崎財閥の遺産なんかどうでもいい。」
私はただ、おじいさまとお父様の後を継ぎたかっただけ。
博「よく言う。まぁいい。どのみちあの財閥の莫大な遺産は全て私たちのものとなる。・・・・・・・・お前を殺すことでな。」
「！！」
殺す・・・・？
正「あなたが死ねば、お父様の血縁者は博史さんか、私たちの息子である蓮のみとなりますわ。そのどちらかが遺産を相続するんです。おわかり？」
「な、なにを・・・っ・・・」
お金のためにここまでするなんて・・・・・。
博「恨むなら、私を選ばず、お前を後継者に選んだ親父を恨むんだな。・・・・・・頼んだぞ。」
「ま、待ちなさい！！」
おじさまたちはまた倉庫の外に出ていった。
再び私と男たちだけの空間と化す。
男「残酷ですね〜。・・・まさか殺しちゃえなんて。」
「・・・っ・・・」
私をしっかりとつかみ、身動きをとれなくする男。
男「全くだ。殺すにはもったいないくらいなんだがな。」
男「おい。情なんか持つんじゃねぇぞ。」
男「わかってますよ。」
「ちょっと待って・・・！！危害はくわえないって・・・！」
恐怖心が頭をいっぱいにする。
体ががくがくと震え、息がうまくできない。
男「今の話聞いてた？そんなのウソに決まってんじゃん(笑)おめでたいですね〜。」
ゲラゲラと笑う声が耳に響く・・・。
男「俺たちはあの人たちにやとわれてんだから逆らえねぇんだよ。こ〜んないたいけなお嬢さんを殺すのはさすがに俺らも気がひけんだけどな？」
どんどん私に近づいてくる男。
？「んじゃ、そろそろやっちゃいますか。」
かすかにギラリと光るものが見える。
あれは・・・・ナイフ・・・・？
怪しく光るそれを私に向けてくる。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」
男「さよなら。Aお嬢様？」
男がナイフを持った手を振り上げる。
私はじたばたと私を捕まえている男の中で暴れまくった。
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なつみ(プロフ) - 私、この話をはじめて読んだときから今まで、ずっと忘れられなかったんです！すごくこの話が大好きです！私の作品も大空と星空さんとは比べ物にならないくらい下手ですが、読んでみてください！ (2015年1月23日 20時) (
レス) id: 066e4289d9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉love(プロフ) - はつこめです！感動しました(Ｔ＿Ｔ) できれば続編が見たいです！ (2014年12月30日 22時) (レス) id: 9c72a8bee6 (このIDを非表示/違反報告)
翔花 - 舞賀家の話しを読みたいですっ！よろしくお願いします！ (2014年12月30日 9時) (レス) id: ad1d79a261 (このIDを非表示/違反報告)
小桜セイラ(プロフ) - �△痢悗�れいな桜の木の下で』が気になります☆彡『きれいな桜の木の下で』に一票お願いします！ (2014年12月25日 20時) (レス) id: eeb5fad36d (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 舞賀家物語が読んでみたいと思いました!! (2014年12月24日 18時) (レス) id: 586a521adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大空と星空 | 作成日時：2014年8月22日 16時
