63.二人の気持ち ページ12
翔「・・・」
すっと離れる翔くん。
その顔は・・・・なんだか泣きそうな顔だった。
翔「・・・・・・好きだよ。」
「え・・・？」
翔「好きなんだ。・・・Aのことが・・・。」
好き・・・・？
翔くんが・・・私のことを・・・？
翔「ほんとは・・・こんな形では言いたくなかったんだけど・・・ね。」
眉をㇵの字にして困ったように笑う。
翔「・・・Aがニノに抱いている感情も・・・・・こういうことじゃないかな？」
「！」
和くんに・・・抱いている気持ち・・・？
「好き・・・・？和くんのことが・・・？」
好き・・・・・好き・・・・・・・・・・・・・・好き？！
「///////////」
翔「はは(笑)顔真っ赤(笑)」
ウソ・・・！
私・・・・・・和くんのことが・・・・・・・・・・・。
あ・・・でも、そう考えたら今までのこの気持ちの説明もつくし、なんだかすごくすっきりした気分・・・。
翔「・・・・・ニノさ、Aに避けられてるってすげぇ落ち込んでたから・・・仕事に支障出る前に何とかしたげて？(笑)俺も応援するから。」
「あ・・・・しょ、翔・・・くん・・・。」
翔「ん？あ〜、やっぱ言わなきゃよかったな(笑)ごめん。俺のことは気にしなくていいからさ。」
「・・・っ」
でも・・・・私、翔くんの気持ちを知らなかったとはいえ・・・・無神経に相談しちゃった・・・。
翔「A、あのな？」
「！」
ふわっと体を包み込む。
翔「確かに悔しいよ。Aのこと、俺のものにしたい。・・・でも、それ以上に・・・お前には笑っていてほしいんだ。」
「え・・・？」
翔「お前が幸せそうに笑ってくれてるのが、俺にとって一番うれしいことだから。それにニノは・・・あいつはきっと、Aのことを幸せにしてくれるよ。・・・・・・・・ちょっとひねくれてるところはあるけどな(笑)」
ニコッと笑ってくれる翔くん。
なんだかとてもあったかくて・・・・うれしかった・・・。
「ありがとう・・・ございます・・・。」
翔「ん。じゃあ、俺昼から仕事だから準備するわ。・・・・・まぁ、すぐに伝えろとは言わないけど、時が来たらちゃんと自分の気持ち伝えろよ？幸せにならないと今度はキス以上のことしてやるからな〜。」
「え！！///」
私から離れて、笑いながら部屋を出ていく。
もう・・・！
・・・でも・・・・・・ありがとう翔くん・・・。
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なつみ(プロフ) - 私、この話をはじめて読んだときから今まで、ずっと忘れられなかったんです！すごくこの話が大好きです！私の作品も大空と星空さんとは比べ物にならないくらい下手ですが、読んでみてください！ (2015年1月23日 20時) (
レス) id: 066e4289d9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉love(プロフ) - はつこめです！感動しました(Ｔ＿Ｔ) できれば続編が見たいです！ (2014年12月30日 22時) (レス) id: 9c72a8bee6 (このIDを非表示/違反報告)
翔花 - 舞賀家の話しを読みたいですっ！よろしくお願いします！ (2014年12月30日 9時) (レス) id: ad1d79a261 (このIDを非表示/違反報告)
小桜セイラ(プロフ) - �△痢悗�れいな桜の木の下で』が気になります☆彡『きれいな桜の木の下で』に一票お願いします！ (2014年12月25日 20時) (レス) id: eeb5fad36d (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 舞賀家物語が読んでみたいと思いました!! (2014年12月24日 18時) (レス) id: 586a521adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大空と星空 | 作成日時：2014年8月22日 16時
