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「私ね、大飛くんのこと好きだった」
やまと「…」
「ラブレター出したのは私じゃないけど、でも好きだった」
やまと「…」
「ずっと、憧れてた」
やまと「…」
「自己肯定感がバカみたいに高い大飛くんがずっと眩しくて…」
やまと「…」
「大飛くんみたいになれたら、って…」
やまと「…」
「でも、無理だった」
やまと「…」
「だって、大飛くんは努力してて、私は何もしてなかったから」
中学2年の春、
図書室で遅くまで勉強したせいで外が真っ暗になってしまって、急いで帰ろうとしてた時、
学校の近くの公園でドリブルしている音が聞こえた
視線を向けるとそこには1人でバスケの練習をしている大飛くんがいた
遅くまで部活だったはずなのに、終わった後も1人で練習してるんだ
自分はなにも努力してないくせに、大飛くんに憧れるだけ…
「自分が…恥ずかしかった…」
やまと「…」
「みんなから釣り合うわけないって言われて、大飛くんからあり得ないって言われて…」
やまと「っ…」
「今考えたら当たり前のこと言われてるのに、傷ついてる自分が恥ずかしかった…」
やまと「もう…いいから…」
「だからね、頑張ったの」
やまと「…」
「オシャレも、メイクも、頑張ったの」
やまと「…」
「そしたら、大飛くんに告白された」
やまと「…」
「すごくない？あり得ないって言われたのに、告白されたの」
やまと「…」
笑って言うけど、なんでか視界が歪んでる…
やまと「俺、なにも知ろうとしなかった」
「…」
やまと「藤吉のこと、顔と雰囲気だけで決めつけて、ありえないなんてひどいこと言った」
「…」
やまと「俺は、見てくださいって言ったYouTubeをちゃんと見てくれて、こんなやつにでも笑顔で接してくれて、ちゃんといただきますとご馳走様が言えて、店員さんにありがとうございますが言えて、幸せそうにご飯を食べて」
「…」
やまと「そんな、篠原さんのことが好きなんだ」
「…」
やまと「中学のときはガキだった」
「…」
やまと「本当にごめん」
そう言って頭を下げた
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明希(プロフ) - そらくん。さん» 自己満足の小説にそんなこと言っていただけるなんて……ありがとうございます！ (2023年4月6日 22時) (
レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
そらくん。 - えっと、主さんの作品全部大好きです！泣けちゃいます（涙）これからも頑張ってください！ (2023年4月6日 16時) (レス) id: 3e0971e2b6 (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - 。さん» ありがとうございます！自分で書いてて、この話のゆうまくんは私も大好きです (2022年9月4日 23時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やばいめっちゃ泣いた…あっちゃんすきぃ、、、ゆまがイケメンすぎてつらい、、、、 (2022年9月4日 22時) (レス) @page37 id: 5310fc155c (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - yuunaaaaa1204さん» 自分で書いてて『ゆうまくん良い人だなぁ…』って思ってましたww (2022年6月8日 19時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明希
| 作成日時：2021年11月30日 17時
