27（ゆうたside） ページ27
篠原さんが藤吉だったと気づいたやまとは、知っていたのに何も言わなかった俺とあむぎりを責めた
インターホンが鳴り、ゆうまが来たと思ったら、
ゆうまに手を掴まれた篠原さんが立っていた
あむぎり「篠原さん…」
篠原さんの視線がだんだん地面へと落ちて行く
「私…帰りま…」
ゆうま「だめ」
帰ろうとする篠原さんの手をゆうまは離そうとしない
ゆうま「やまと、タオル貸して？」
やまと「…」
ゆうま「やまと」
やまと「…」
やまとがタオルを手に取って、ゆうまに渡した
フワッと篠原さんの頭にタオルをかけたゆうまはそのまま彼女の腕を引っ張って抱きしめた
それを見て動き出したやつが2人…
彼女に手を伸ばしたやつと、
強い力でゆうまを彼女から引き離したやつ、
「…」
やまと「ゃ…違くて…」
あっちゃんが伸ばした手より先に、やまとの手がゆうまを引き離した
ゆうま「やまと、もういいんじゃない？」
やまと「…」
ゆうま「過去じゃなくて、今を見れば」
やまと「…」
やまとが意を決したのか顔を上げた瞬間『俺』とあっちゃんが声を発した
やまと「…」
全員の視線があっちゃんに向いた
あむぎり「帰るね」
そう言って荷物をまとめ始めた
荷物を持ったあっちゃんがひゅうがの前に行った
あむぎり「ひゅうが、送ってくれない？雨ひどいから」
ひゅうが「ぁ…うん…」
あっちゃんはスタスタと玄関に歩いて行った
ひゅうがもやまとに視線をやった後、あっちゃんの後をついて行った
ゆうた「はぁ…撮影は明日でいいだろ？」
ストックもあるし、多分なんとかなるだろ…
ゆうた「ゆうま、来たばっかで悪いけど、送るわ」
ゆうま「ありがとうございまーす」
「ぇ…」
1人置いていかれると思った篠原さんがゆうまに手を伸ばした
ゆうま「大丈夫、あの時のやまととは違うから、」
『篠原さんも分かってるでしょ？』と頭を撫でた
「…」
ゆうま「じゃあ」
ゆうまと2人でやまとの家を出た
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明希(プロフ) - そらくん。さん» 自己満足の小説にそんなこと言っていただけるなんて……ありがとうございます！ (2023年4月6日 22時) (
レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
そらくん。 - えっと、主さんの作品全部大好きです！泣けちゃいます（涙）これからも頑張ってください！ (2023年4月6日 16時) (レス) id: 3e0971e2b6 (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - 。さん» ありがとうございます！自分で書いてて、この話のゆうまくんは私も大好きです (2022年9月4日 23時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
。 - やばいめっちゃ泣いた…あっちゃんすきぃ、、、ゆまがイケメンすぎてつらい、、、、 (2022年9月4日 22時) (レス) @page37 id: 5310fc155c (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - yuunaaaaa1204さん» 自分で書いてて『ゆうまくん良い人だなぁ…』って思ってましたww (2022年6月8日 19時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明希
| 作成日時：2021年11月30日 17時
