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大飛くんの元から走り去って途中で足を止めた


大飛くんに知られた…

バレた…



ポツ、ポツ、と雨粒が落ちてきてザーッ、と大雨が降り出した



さっきの大飛くんの顔が浮かんだ



気持ち悪い、と思われたかもしれない…


好きになった相手が、昔あんな奴で…




やまと『ありえねーよな』

『な?』

やまと『俺が藤吉と付き合うとか、マジねーわ』




耳を塞いでしゃがみ込んだ



人影が出来て、当たっていた大雨が途切れた



「…」



『おじょーさん』と聞き覚えのある声に顔を上げた

『風邪引くよ』とニコッと笑っていたのは、悠馬くんだった




ゆうま「その様子だと、やまとにバレた?」



悠馬くんに手を引かれて立ちあがる



「…やっぱり気づいてたんだ…」

ゆうま「気付くよ、可愛かったもん」

「ぇ…?」



可愛かった…?



ゆうま「いつもは髪で顔隠してたけど、俺素顔1回見たことあるから」

「ぇ…」

ゆうま「藤吉さんが図書室で寝てた時、好奇心で顔見ちゃった」

「…」

ゆうま「だから、すぐに分かったよ、篠原さんが藤吉さんだって」

「…気持ち悪くないの?」

ゆうま「なんで?」

「大飛くんに告白した立場違いのやつが、また近くにいるって…」

ゆうま「告白するのは自由だし、それに、あのラブレターは藤吉さんが書いたものじゃないでしょ?」

「ぇ…」

ゆうま「字が違ったから」

「…」

ゆうま「何も言えなくてごめんね」



そう優しい声で微笑みながら謝るから止まった涙がまた溢れてきた



ゆうま「風邪引いちゃうから、暖かい場所に行こう?」



そう言うと私の手を掴んで歩き出した

25(ゆうまside)→←23(やまとside)



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明希(プロフ) - そらくん。さん» 自己満足の小説にそんなこと言っていただけるなんて……ありがとうございます! (2023年4月6日 22時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
そらくん。 - えっと、主さんの作品全部大好きです!泣けちゃいます(涙)これからも頑張ってください! (2023年4月6日 16時) (レス) id: 3e0971e2b6 (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - 。さん» ありがとうございます!自分で書いてて、この話のゆうまくんは私も大好きです (2022年9月4日 23時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
- やばいめっちゃ泣いた…あっちゃんすきぃ、、、ゆまがイケメンすぎてつらい、、、、 (2022年9月4日 22時) (レス) @page37 id: 5310fc155c (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - yuunaaaaa1204さん» 自分で書いてて『ゆうまくん良い人だなぁ…』って思ってましたww (2022年6月8日 19時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明希 | 作成日時:2021年11月30日 17時

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