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あれから変わったこと
ゆうた「ごめん、遅れた」
「全然、今来たから」
ゆうたくんと数回ご飯に行って、敬語が抜けた
「ごめんね、ご馳走様です」
ゆうた「いーえ」
毎回当たり前のように奢ってくれる
『今回こそは』と何回も払おうとするけど先に払われてたり、難癖つけて払わせてくれない
「なんでそんなに払わせてくれないの？」
送ってくれる車の中でそう問いかけた
ゆうた「こういうのは、男が払うもんなの」
「納得できない」
ゆうた「…落としたい人にはカッコつけたいもんよ」
「…」
ゆうた「俺、コラボした時から言ってるじゃん」
「…」
ゆうた「付き合うならAちゃんって」
「…」
ゆうた「あの日、ピアス見つけて笑顔見た時から、一目惚れしてたんだよ」
「…」
ゆうた「Aちゃんのことが、好き」
「…ごめんなさい」
ゆうた「…まぁ、分かってたけど」
「…」
ゆうた「あいつめちゃくちゃ優しいやつだし」
「…」
ゆうた「けど、絶対俺の方が優良物件なのに」
「ごめんなさい…」
ゆうたくんが側道に車を寄せて止めた
ゆうた「…10秒だけ、もらってもいい？」
「ぇ…？」
腕を引かれてゆうたくんの胸の中に収まった
「…」
10秒経ったのか頭を撫でられて身体が離された
「…」
ゆうた「ありがとう」
「…」
それから家まで送ってくれる道中、一言も言葉を交わさなかった
ゆうた「じゃあ、ありがとう」
「ありがとうございました…」
ゆうた「敬語、戻ってる」
「…ごめん」
ゆうた「あっちゃんに泣かされたら、いつでもおいで」
「…」
車から降りる途中にそう声をかけられた
この人はどこまで良い人なんだ…
「ありがとう、ゆうたくん」
ゆうた「うん、じゃあね」
私に手を振ると車を走らせて帰っていった
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明希(プロフ) - sim__39さん» ありがとうございます！ (2021年11月14日 17時) (
レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
sim__39(プロフ) - 待ってました！元気が一番なので無理しないでくださいね(*_*)更新いつでも楽しみにしてます⸜❤︎⸝ (2021年11月13日 14時) (レス) @page25 id: cc6cd8f438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明希
| 作成日時：2021年9月8日 18時
