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だけど、半年後
「どうしたの？」
部活の休憩中、やまとたちが何やら盛り上がってる
やまと「お、A、聞けよ」
「なに？」
やまと「あっちゃん彼女出来たって！」
「ぇ、」
ひゅうが「…」
やまと「奇跡じゃね？」
あつき「ひどいよ〜」
「そう……なんだ、おめでとう、あつきくん」
あつき「ありがとう」
ひゅうが「…」
上手く、笑えてるかな…
『マネージャー！』とタイミングよく先生に呼ばれて、その場を後にした
部活が終わって片付けをしてると『A』と名前を呼ばれた
「ひゅうが、おつかれ」
ひゅうが「……大丈夫？」
「んー？なにが？」
ひゅうが「いや、あつき…」
「大丈夫だよ〜、友達コースまっしぐら」
ひゅうが「無理して笑うなよ」
「……大丈夫だから」
ひゅうが「……そう」
それから、
あつきくんが彼女といるところを見ては、目を逸らして
でも優しさは変わらないから、嫌いにもなれなくて
「あぁ〜、なんなんだ、あの優しさの塊は〜」
ひゅうが「…」
「ねぇ、聞いてる？」
ひゅうが「はいはい、聞いてるよ」
「ずるいよね、彼女以外に優しくしなきゃ良いのに」
ひゅうが「A…」
「ん？」
ひゅうが「……なんでもない」
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作者名：明希
| 作成日時：2023年9月12日 22時
